森海コラム

チャチャ日記17: 犬にはそれぞれ得意技がある。

チャチャ日記17: 犬にはそれぞれ得意技がある。

犬にはそれぞれ得意技がある。 走るのが得意な犬、ジャンプするのが得意な犬、穴を掘るのが得意な犬、ボールを取って来るのが得意な犬、吠えるのが得意な犬・・・ 以前に飼っていた犬は吠えるのが得意であまりにもうるさくてノイローゼになりそうだったけれど、それもまた羊を集めるために人間が授けた能力だから仕方がない。 我が家のチャチャは臭いを嗅いだり穴を掘ったりボールを取ってくるのが得意だ。 元々ウサギなどの小動物を捕獲するために生まれたジャックラッセルテリアだからなのだと思う。散歩の時には臭いを嗅いでばかりでなかなか前に進まず困ってしまう。 そして、もう一つチャチャが得意なのが立ち上がることだ。 これまで飼ってきた犬は立ち上がることなど滅多になかったけれど、チャチャは興味があるとすぐに立ち上がる。 両手を前に揃えて立っているポーズはまるでアフリカの大地で天敵を偵察しているミーアキャットのようでとても可愛い。 そこで立ち上がる技をチャチャのお家芸にしようと考えた。 どんな犬でも(お座り)と(お手)はできる。だけどそれじゃ面白くない。オリジナリティがない。 そこで(気を付け!)と言うと立ち上がるようにチャチャに教えた。 鹿肉を与える時、まずは(お座り!)。 そして次に(気を付け!)と号令をかけるのだ。 チャチャは足が短いためお尻をペタッとつけて立つため安定感も抜群だ。 (気を付け)ポーズで10秒ほど静止した後(よしっ!)と声を掛けて鹿肉を食べさせる。 気を付けポーズで真剣に僕の目を見ている時のチャチャはまるで軍隊だ。 アイアイサー!と言わんばかりに胸を張っている。 この芸はウケる。誰が見ても可愛いと言って笑ってくれる。 そしてもう一つチャチャには立ち上がって抱きつく技もある。 誰も教えた訳ではないのに、ごく自然に毎回やってしまうチャチャの本能のような技だ。 たとえば、僕が出掛ける時「行ってきます。」と言って妻と軽くハグすると、チャチャが走ってきて僕らのハグに加わるのだ。 立ち上がってふくらはぎ辺りに抱き着いてハグするチャチャ。 犬用ベッドでうつらうつら寝てる時でも、ハグが始まると慌てて飛び起きて走ってきてハグに加わる。 「僕だって家族だよ!」と言わんばかりに必死なのである。 そんな時は「わかったわかった。おまえも大事なファミリーだ。」と言って、チャチャを僕と妻の間に挟んで「アイラブユー!!」ときつくハグしてあげる。そんな時のチャチャの顔は恍惚感溢れて本当に幸せそうである。 犬も子供も得意技を褒めて生かして育てると良い性格に育つのじゃないかと僕は思うのだ。  

チャチャ日記17: 犬にはそれぞれ得意技がある。

犬にはそれぞれ得意技がある。 走るのが得意な犬、ジャンプするのが得意な犬、穴を掘るのが得意な犬、ボールを取って来るのが得意な犬、吠えるのが得意な犬・・・ 以前に飼っていた犬は吠えるのが得意であまりにもうるさくてノイローゼになりそうだったけれど、それもまた羊を集めるために人間が授けた能力だから仕方がない。 我が家のチャチャは臭いを嗅いだり穴を掘ったりボールを取ってくるのが得意だ。 元々ウサギなどの小動物を捕獲するために生まれたジャックラッセルテリアだからなのだと思う。散歩の時には臭いを嗅いでばかりでなかなか前に進まず困ってしまう。 そして、もう一つチャチャが得意なのが立ち上がることだ。 これまで飼ってきた犬は立ち上がることなど滅多になかったけれど、チャチャは興味があるとすぐに立ち上がる。 両手を前に揃えて立っているポーズはまるでアフリカの大地で天敵を偵察しているミーアキャットのようでとても可愛い。 そこで立ち上がる技をチャチャのお家芸にしようと考えた。 どんな犬でも(お座り)と(お手)はできる。だけどそれじゃ面白くない。オリジナリティがない。 そこで(気を付け!)と言うと立ち上がるようにチャチャに教えた。 鹿肉を与える時、まずは(お座り!)。 そして次に(気を付け!)と号令をかけるのだ。 チャチャは足が短いためお尻をペタッとつけて立つため安定感も抜群だ。 (気を付け)ポーズで10秒ほど静止した後(よしっ!)と声を掛けて鹿肉を食べさせる。 気を付けポーズで真剣に僕の目を見ている時のチャチャはまるで軍隊だ。 アイアイサー!と言わんばかりに胸を張っている。 この芸はウケる。誰が見ても可愛いと言って笑ってくれる。 そしてもう一つチャチャには立ち上がって抱きつく技もある。 誰も教えた訳ではないのに、ごく自然に毎回やってしまうチャチャの本能のような技だ。 たとえば、僕が出掛ける時「行ってきます。」と言って妻と軽くハグすると、チャチャが走ってきて僕らのハグに加わるのだ。 立ち上がってふくらはぎ辺りに抱き着いてハグするチャチャ。 犬用ベッドでうつらうつら寝てる時でも、ハグが始まると慌てて飛び起きて走ってきてハグに加わる。 「僕だって家族だよ!」と言わんばかりに必死なのである。 そんな時は「わかったわかった。おまえも大事なファミリーだ。」と言って、チャチャを僕と妻の間に挟んで「アイラブユー!!」ときつくハグしてあげる。そんな時のチャチャの顔は恍惚感溢れて本当に幸せそうである。 犬も子供も得意技を褒めて生かして育てると良い性格に育つのじゃないかと僕は思うのだ。  

[動物博士の生きものがたり] 動物と植物の闘い①

[動物博士の生きものがたり] 動物と植物の闘い①

南 正人著 この写真はなんだかわかりますか? そうです。オクラです。表面に細かな産毛のようなものが生えています。これは、トライコームと呼ばれるもので、さまざまな植物についていて、その機能も植物によって異なっています。それらの機能の一つは、植物を食べに来る小さな昆虫から体を守ることです。また、私たちのように大きな動物にとっても産毛の多い植物は食べにくく感じます。オクラを料理する際に包丁で表面を擦ってこの産毛を取って食べやすくします。ということは、この産毛の存在は、オクラを食べる動物にたくさん食べられないようにしているのだと思われます。 青首大根を大根おろしにしていただく場合、辛いのは根の方でしょうか、青首の方でしょうか。甘いのは収穫される時に地面から上にある青首の方です。それは、寒くて凍らないために糖分を蓄えているからです。では、根の方が辛いのはなぜでしょうか。これは、地面の中で昆虫等に食べられないように辛みを持っているのだと言われています。 植物は太古の昔からさまざまな昆虫やその祖先の格好の食物だったので、食べられないようにそれぞれの植物が防衛手段を発達させてきました。表面の細かな毛やネバネバの粘液、苦みや辛みなどの嫌な味や毒の成分等です。タバコの葉にあるニコチンや除虫菊のピレスリンはその代表で、人間はそれを抽出して殺虫剤に使ったりしているくらいです。 ところが、昆虫の方も負けてはいません。蝶や蛾の仲間には、自分がよく食べる植物の持つ毒を分解する能力を身につけた昆虫がいます。しかし、その分解力はその植物の毒にしか効かないので、その昆虫はその植物ばかり食べます。一方で、いろいろな植物を少しずつ食べることによって、植物ごとに異なる毒成分がそれぞれの致死量を超えないようにしている昆虫もいます。 理化学研究所の故満井喬先生はホームページ(ドクトル・ミツイの生物学雑記帳)で昆虫と植物のさまざまな闘いを紹介されていました。例えば、テントウムシの一種はウリの葉を食べる際に、まず葉の上で自分の回りに円形の溝を掘るそうです。ウリの葉には苦い成分が含まれていて、葉に傷がつくと苦い成分がどんどん合成されるそうです。しかし、あらかじめ溝を掘ってあるので、溝の外側で合成された苦い成分は入って来ないので、自分が食べている場所はそんなに苦くならないというのです。実験的に傷のついた葉のみを与えると、テントウムシの生存率や産卵数が下がるそうですから、この苦い成分は毒といってもよいでしょう。 今回のお話では、食べる側が一枚上手のように見えますが、来月は植物の反撃を取り上げます。 <一般社団法人倫理研究所「職場の教養」誌に「野生の教養」というタイトルで掲載された文章を加筆・修正し、写真をつけました。> 南 正人:理学博士。麻布大学特命教授。軽井沢で15年間自然ガイド業を行った後、麻布大学で13年間教鞭を取った。宮城県の離島・金華山でシカの研究を35年間続けている。「森から海へ」評議員、NPO法人あーすわーむ代表理事。

[動物博士の生きものがたり] 動物と植物の闘い①

南 正人著 この写真はなんだかわかりますか? そうです。オクラです。表面に細かな産毛のようなものが生えています。これは、トライコームと呼ばれるもので、さまざまな植物についていて、その機能も植物によって異なっています。それらの機能の一つは、植物を食べに来る小さな昆虫から体を守ることです。また、私たちのように大きな動物にとっても産毛の多い植物は食べにくく感じます。オクラを料理する際に包丁で表面を擦ってこの産毛を取って食べやすくします。ということは、この産毛の存在は、オクラを食べる動物にたくさん食べられないようにしているのだと思われます。 青首大根を大根おろしにしていただく場合、辛いのは根の方でしょうか、青首の方でしょうか。甘いのは収穫される時に地面から上にある青首の方です。それは、寒くて凍らないために糖分を蓄えているからです。では、根の方が辛いのはなぜでしょうか。これは、地面の中で昆虫等に食べられないように辛みを持っているのだと言われています。 植物は太古の昔からさまざまな昆虫やその祖先の格好の食物だったので、食べられないようにそれぞれの植物が防衛手段を発達させてきました。表面の細かな毛やネバネバの粘液、苦みや辛みなどの嫌な味や毒の成分等です。タバコの葉にあるニコチンや除虫菊のピレスリンはその代表で、人間はそれを抽出して殺虫剤に使ったりしているくらいです。 ところが、昆虫の方も負けてはいません。蝶や蛾の仲間には、自分がよく食べる植物の持つ毒を分解する能力を身につけた昆虫がいます。しかし、その分解力はその植物の毒にしか効かないので、その昆虫はその植物ばかり食べます。一方で、いろいろな植物を少しずつ食べることによって、植物ごとに異なる毒成分がそれぞれの致死量を超えないようにしている昆虫もいます。 理化学研究所の故満井喬先生はホームページ(ドクトル・ミツイの生物学雑記帳)で昆虫と植物のさまざまな闘いを紹介されていました。例えば、テントウムシの一種はウリの葉を食べる際に、まず葉の上で自分の回りに円形の溝を掘るそうです。ウリの葉には苦い成分が含まれていて、葉に傷がつくと苦い成分がどんどん合成されるそうです。しかし、あらかじめ溝を掘ってあるので、溝の外側で合成された苦い成分は入って来ないので、自分が食べている場所はそんなに苦くならないというのです。実験的に傷のついた葉のみを与えると、テントウムシの生存率や産卵数が下がるそうですから、この苦い成分は毒といってもよいでしょう。 今回のお話では、食べる側が一枚上手のように見えますが、来月は植物の反撃を取り上げます。 <一般社団法人倫理研究所「職場の教養」誌に「野生の教養」というタイトルで掲載された文章を加筆・修正し、写真をつけました。> 南 正人:理学博士。麻布大学特命教授。軽井沢で15年間自然ガイド業を行った後、麻布大学で13年間教鞭を取った。宮城県の離島・金華山でシカの研究を35年間続けている。「森から海へ」評議員、NPO法人あーすわーむ代表理事。

[動物博士の生きものがたり] 音の窓

[動物博士の生きものがたり] 音の窓

南 正人 著 春になり、小鳥たちの囀りがよく聞かれる季節となりました。鳥によっては、小さな身体に見合わない大きな声で鳴いています。私たちも、運動会やスポーツ観戦などでいつもより大きな声を出して、すっかり疲れてしまった方もおられるでしょう。大きな声を出し続けるのは、案外、体力のいることです。 繁殖期、小鳥たちは小さな体に比べて大きな声を出し続けています。オスは、なわばりを宣言したり、メスに選ばれるために、必死になって歌うのです。しかし、他の音に邪魔されて、鳴き声が届かなかったら、「骨折り損のくたびれ儲け」です。そこで、鳥たちは、鳴くために使う体力が無駄にならないように、うるさいセミたちに邪魔されないように、セミが鳴かない早朝に鳴いています。 さらに、鳥たちは「音の窓」を使っていると言われています。木の葉は音を反射したり減衰させたりします。それぞれの森には、構成されている植物によって、邪魔される周波数(音域)と届きやすい周波数があります。届きやすい周波数は音の窓と呼ばれます。鳥たちはその「音の窓」の音域で鳴いているようです。地面や岩陰で鳴いていることが多いコオロギは、時には石の上で鳴きます。地面は音を吸収するので、地面から少し上で鳴くほうが遠くまで届くのです。そのかわり、外敵に狙われやすくなります。 クジラの声は、なんと海中数千キロメートルも届いているようです。ハワイ沖での録音に、南極のクジラの声が入っていたことがあるそうです。水中での音は空気中よりはるかに速く伝わります。さらに、海中には水深1000メートル付近に深海サウンドチャンネルと言われる「音の窓」があるのです。これは水温の低下と水圧の上昇によって起こる現象です。大きなクジラの出す超低音は、この「音の窓」を通って遠くまで届いているらしいのです。クジラはこんなに深くは潜れませんが、北極や南極では水温が低いために、この「音の窓」が水面近くまで広がるのです。 よく「歌う」といわれるザトウクジラでは、地域によって歌の特徴が異なっていたり、歌の流行があることも知られています。交配期に聞かれることから、オス同士の競争やメスへの誘惑に使われていると考えられています。海の中では想像を越えるスケールの恋の駆け引きが起こっているのかもしれません。   <一般社団法人倫理研究所「職場の教養」誌に「野生の教養」というタイトルで掲載された文章を加筆・修正し、写真をつけました。> 南 正人:理学博士。麻布大学特命教授。軽井沢で15年間自然ガイド業を行った後、麻布大学で13年間教鞭を取った。宮城県の離島・金華山でシカの研究を35年間続けている。「森から海へ」評議員、NPO法人あーすわーむ代表理事。

[動物博士の生きものがたり] 音の窓

南 正人 著 春になり、小鳥たちの囀りがよく聞かれる季節となりました。鳥によっては、小さな身体に見合わない大きな声で鳴いています。私たちも、運動会やスポーツ観戦などでいつもより大きな声を出して、すっかり疲れてしまった方もおられるでしょう。大きな声を出し続けるのは、案外、体力のいることです。 繁殖期、小鳥たちは小さな体に比べて大きな声を出し続けています。オスは、なわばりを宣言したり、メスに選ばれるために、必死になって歌うのです。しかし、他の音に邪魔されて、鳴き声が届かなかったら、「骨折り損のくたびれ儲け」です。そこで、鳥たちは、鳴くために使う体力が無駄にならないように、うるさいセミたちに邪魔されないように、セミが鳴かない早朝に鳴いています。 さらに、鳥たちは「音の窓」を使っていると言われています。木の葉は音を反射したり減衰させたりします。それぞれの森には、構成されている植物によって、邪魔される周波数(音域)と届きやすい周波数があります。届きやすい周波数は音の窓と呼ばれます。鳥たちはその「音の窓」の音域で鳴いているようです。地面や岩陰で鳴いていることが多いコオロギは、時には石の上で鳴きます。地面は音を吸収するので、地面から少し上で鳴くほうが遠くまで届くのです。そのかわり、外敵に狙われやすくなります。 クジラの声は、なんと海中数千キロメートルも届いているようです。ハワイ沖での録音に、南極のクジラの声が入っていたことがあるそうです。水中での音は空気中よりはるかに速く伝わります。さらに、海中には水深1000メートル付近に深海サウンドチャンネルと言われる「音の窓」があるのです。これは水温の低下と水圧の上昇によって起こる現象です。大きなクジラの出す超低音は、この「音の窓」を通って遠くまで届いているらしいのです。クジラはこんなに深くは潜れませんが、北極や南極では水温が低いために、この「音の窓」が水面近くまで広がるのです。 よく「歌う」といわれるザトウクジラでは、地域によって歌の特徴が異なっていたり、歌の流行があることも知られています。交配期に聞かれることから、オス同士の競争やメスへの誘惑に使われていると考えられています。海の中では想像を越えるスケールの恋の駆け引きが起こっているのかもしれません。   <一般社団法人倫理研究所「職場の教養」誌に「野生の教養」というタイトルで掲載された文章を加筆・修正し、写真をつけました。> 南 正人:理学博士。麻布大学特命教授。軽井沢で15年間自然ガイド業を行った後、麻布大学で13年間教鞭を取った。宮城県の離島・金華山でシカの研究を35年間続けている。「森から海へ」評議員、NPO法人あーすわーむ代表理事。

価格改定のお知らせ~2025年5月15日実施~

価格改定のお知らせ~2025年5月15日実施~

鹿のめぐみ綿のめぐみをご利用いただいている皆さまへ 平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。 私達は「鹿の命の循環」「愛犬愛猫の健康」「美しい地球を未来に繋ぐ」、そんな環境保全の啓発に取り組む財団法人でございます。 そして、自然由来の国産鹿肉ペットフード「鹿のめぐみ」は、産地や生産者が分かる鹿肉,有機野菜,有機穀物など国産原料を使用し、肥満,偏食,アレルギー等で悩むワンちゃんやネコちゃんにオススメできる安心安全な食事として提供してまいりましたが、原材料費の高騰や輸送コストの増加が続いており、品質の維持を図るため、この度、やむを得ず価格の改定を決定いたしました。 お客様にご負担をおかけすることになりますが、引き続きご満足いただける品質の提供に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 <対象商品および改定価格>※2025年5月15日から適用開始・対象商品:旧価格→新価格(税抜)・鹿のめぐみドライフード100g:600円→780円・鹿のめぐみドライフード1kg:4,500円→5,900円・鹿のめぐみウェットフード:800円→1,000円・鹿のめぐみ野生鹿ジャーキー:1,300円→1,500円・綿のめぐみ小型犬用:4,300円→5,000円・綿のめぐみフレンチブルドッグ用タンクトップ:4,500円→5,700円・綿のめぐみフレンチブルドッグ用長袖Tシャツ:4,800円→7,000円・綿のめぐみウォッシャブルマット:8,000円→10,000円 <お客様へのご優遇措置>鹿のめぐみドライフード1kg定期購入につきましては、2025年5月15日~2025年11月14日の六ヶ月間、現行価格で提供させていただきます。※2025年5月14日までに購入開始された方に限ります ご不明な点がございましたら、事務局までお問い合わせくださいませ。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

価格改定のお知らせ~2025年5月15日実施~

鹿のめぐみ綿のめぐみをご利用いただいている皆さまへ 平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。 私達は「鹿の命の循環」「愛犬愛猫の健康」「美しい地球を未来に繋ぐ」、そんな環境保全の啓発に取り組む財団法人でございます。 そして、自然由来の国産鹿肉ペットフード「鹿のめぐみ」は、産地や生産者が分かる鹿肉,有機野菜,有機穀物など国産原料を使用し、肥満,偏食,アレルギー等で悩むワンちゃんやネコちゃんにオススメできる安心安全な食事として提供してまいりましたが、原材料費の高騰や輸送コストの増加が続いており、品質の維持を図るため、この度、やむを得ず価格の改定を決定いたしました。 お客様にご負担をおかけすることになりますが、引き続きご満足いただける品質の提供に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 <対象商品および改定価格>※2025年5月15日から適用開始・対象商品:旧価格→新価格(税抜)・鹿のめぐみドライフード100g:600円→780円・鹿のめぐみドライフード1kg:4,500円→5,900円・鹿のめぐみウェットフード:800円→1,000円・鹿のめぐみ野生鹿ジャーキー:1,300円→1,500円・綿のめぐみ小型犬用:4,300円→5,000円・綿のめぐみフレンチブルドッグ用タンクトップ:4,500円→5,700円・綿のめぐみフレンチブルドッグ用長袖Tシャツ:4,800円→7,000円・綿のめぐみウォッシャブルマット:8,000円→10,000円 <お客様へのご優遇措置>鹿のめぐみドライフード1kg定期購入につきましては、2025年5月15日~2025年11月14日の六ヶ月間、現行価格で提供させていただきます。※2025年5月14日までに購入開始された方に限ります ご不明な点がございましたら、事務局までお問い合わせくださいませ。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

チャチャ日記15

チャチャ日記15

冬の八甲田山で雪中キャンプをする機会があった。八甲田山にインバウンド客を呼び込むために他ではできないキャンプを仕掛けようと企画されたものだ。 今流行りのグランピングという奴だが、フルアシストのおしゃれなグランピングとは違いかなりワイルドなテント生活である。食材は用意されていても自分たちで調理して寝床も自分たちで整える。 しかも氷点下15度の凍るような世界なのだ。都会派のトレンディなおねぇさんにはきっと荷が重いに違いない。 特に難儀なのがトイレである。 国立公園内で特別に許可されたキャンプだから周辺の自然への配慮は厳格で、ゴミの持ち帰りはもちろん、自分たちの汚物も完全に持ち帰らなくちゃならない。 テントの脇ににセットされたテント型のトイレでコトを済ますのだ。 便座はあっても便槽はない。自分でビニール袋をセットしてコトを済ます。 「なんだか嫌な感じ」と僕でさえ戸惑った。 一時は下山するまで我慢しようと思ったのだがそれもできず、結局簡易トイレを利用することになった。 ビニールの中に自分の汚物をポトンと落とし片付けるためにビニール袋に手を掛けた時、驚いたことにまるで違和感を感じなかった。 「毎日片づけているチャチャのウンチと同じじゃないか!」と思ったのだ。 チャチャのウンチ処理のお陰で自分のモノの処理は抵抗なく素早くできた。 僕がチャチャのウンチを片付けている時、チャチャはどんな気持ちなのかなと時々考えることがある。 チャチャはいつも僕のことなど気にせず遠くを眺め「早く片付けてね。」と言うような佇まいである。 「ご主人様、申し訳ないです。いつもいつも僕のウンチ片付けてもらって。申し訳ないです。ありがとう・・・・」というような雰囲気はまるでない。 人間にとって汚物は少し後ろめたく人に見られたくないモノだが、犬にとっては当たり前のことなのだろう。 感謝などまるで感じていない。 「さったと済ませて!」という顔付きだ ところが食べ物を吐いた時はちょっと違うのだ。 拾い食いをしたり胃の具合が悪くなった時、チャチャは胃の中を吐き出すのだだが、そんな時のチャチャは決まって申し訳ない顔をする。 ウロウロ家の中を歩き歩き回り、ご主人様に迷惑にならない場所を探そうとする。 そして、ついに吐いてしまった時、その場から速やかに立ち去って玄関の端の方に逃げて行き「ごめんなさい、吐いちゃいました。もう2度としません。ごめんなさい。」という顔をするのだ。 僕が吐いたモノを片付けている時も「こんなことをご主人様にさせちゃってすいません。僕は悪い犬です・・」とうつむいている。 そんな時のチャチャはとても可愛い。 お尻から出るモノと口から出るモノの差がこんなにあるなんて不思議だ。 でも、毎回ウンチのために反省していたら切りがないからこれでいいのかもしれない。

チャチャ日記15

冬の八甲田山で雪中キャンプをする機会があった。八甲田山にインバウンド客を呼び込むために他ではできないキャンプを仕掛けようと企画されたものだ。 今流行りのグランピングという奴だが、フルアシストのおしゃれなグランピングとは違いかなりワイルドなテント生活である。食材は用意されていても自分たちで調理して寝床も自分たちで整える。 しかも氷点下15度の凍るような世界なのだ。都会派のトレンディなおねぇさんにはきっと荷が重いに違いない。 特に難儀なのがトイレである。 国立公園内で特別に許可されたキャンプだから周辺の自然への配慮は厳格で、ゴミの持ち帰りはもちろん、自分たちの汚物も完全に持ち帰らなくちゃならない。 テントの脇ににセットされたテント型のトイレでコトを済ますのだ。 便座はあっても便槽はない。自分でビニール袋をセットしてコトを済ます。 「なんだか嫌な感じ」と僕でさえ戸惑った。 一時は下山するまで我慢しようと思ったのだがそれもできず、結局簡易トイレを利用することになった。 ビニールの中に自分の汚物をポトンと落とし片付けるためにビニール袋に手を掛けた時、驚いたことにまるで違和感を感じなかった。 「毎日片づけているチャチャのウンチと同じじゃないか!」と思ったのだ。 チャチャのウンチ処理のお陰で自分のモノの処理は抵抗なく素早くできた。 僕がチャチャのウンチを片付けている時、チャチャはどんな気持ちなのかなと時々考えることがある。 チャチャはいつも僕のことなど気にせず遠くを眺め「早く片付けてね。」と言うような佇まいである。 「ご主人様、申し訳ないです。いつもいつも僕のウンチ片付けてもらって。申し訳ないです。ありがとう・・・・」というような雰囲気はまるでない。 人間にとって汚物は少し後ろめたく人に見られたくないモノだが、犬にとっては当たり前のことなのだろう。 感謝などまるで感じていない。 「さったと済ませて!」という顔付きだ ところが食べ物を吐いた時はちょっと違うのだ。 拾い食いをしたり胃の具合が悪くなった時、チャチャは胃の中を吐き出すのだだが、そんな時のチャチャは決まって申し訳ない顔をする。 ウロウロ家の中を歩き歩き回り、ご主人様に迷惑にならない場所を探そうとする。 そして、ついに吐いてしまった時、その場から速やかに立ち去って玄関の端の方に逃げて行き「ごめんなさい、吐いちゃいました。もう2度としません。ごめんなさい。」という顔をするのだ。 僕が吐いたモノを片付けている時も「こんなことをご主人様にさせちゃってすいません。僕は悪い犬です・・」とうつむいている。 そんな時のチャチャはとても可愛い。 お尻から出るモノと口から出るモノの差がこんなにあるなんて不思議だ。 でも、毎回ウンチのために反省していたら切りがないからこれでいいのかもしれない。

【動物博士の生きものがたり】リスとクルミ

【動物博士の生きものがたり】リスとクルミ

リスとクルミ  人間が貯金をするように、食料を一時的に保管する動物がいます。これは「貯食」と呼ばれ、巣などにたくさん貯める集中貯食と、いろいろなところに分散して貯める分散貯食があります。  食料なら何でも貯食ができるわけではありません。栄養価の低い草や腐りやすい動物の肉は、あまり貯食の対象にならないようです。貯食に適しているのは、栄養価が高くて保存の利くクルミやドングリなどです。貯食場所は自分で覚えておかなければなりませんが、たくさん分散貯食すると覚えきれません。また、多くの動物がそれを盗もうと狙っているので、自分が最初に見つけるのもなかなか大変なようです。  クルミは栄養価も高く、カシグルミは私たち人間にとってもご馳走です。しかし、クルミは殻が堅く割るのが大変です。オニグルミの殻は、スタッドレスタイヤに滑り止めとして混ぜられているくらいです。リスやネズミはこの堅い殻を破れる歯を持っています。彼らにとって、クルミの実は栄養価が高く、貯食できる重要な食料なのです。  東京の多摩森林科学園の研究員・林典子さんらは、クルミに2グラムの発信器を付けて追跡して、リスの貯食について調査しました。それによれば、クルミは地面の落葉の下や、樹上の枝の間に分散して貯食されたようです。多くはクルミの木から15メートル以内に貯食されましたが、中には160メートル離れたところに運ばれたものもあったそうです。  研究をした秋、全部で156個のクルミが運ばれ、そのうち42%(65個)はすぐに食べられ、58%(91個)は貯食されたそうです。91個の隠し場所は、地上に47個、樹上に44個でした。そのうち61個は後でリスが食べ、19個はアカネズミに盗まれ、樹上から落下した8個と地面にあった3個は、結局5月まで放置され発芽したそうです。  この研究で分かったのは、「リスの貯食はかなり成功している」「しかし、盗まれたり、食べられずに発芽したりすることもある」ということでした。クルミの立場からすれば、多くの実ははリスに食べられるという損失を受けたものの、一部の実は遠くまで運んでもらい、落葉の下で発芽するチャンスを得たことになります。クルミとリスは、貯食を通じて相手を利用し合っている関係にあるのです。 <一般社団法人倫理研究所「職場の教養」誌に「野生の教養」というタイトルで掲載された文章を加筆・修正し、写真をつけました。> 南 正人:理学博士。麻布大学特命教授。軽井沢で15年間自然ガイド業を行った後、麻布大学で13年間教鞭を取った。宮城県の離島・金華山でシカの研究を35年間続けている。「森から海へ」評議員、NPO法人あーすわーむ代表理事。

【動物博士の生きものがたり】リスとクルミ

リスとクルミ  人間が貯金をするように、食料を一時的に保管する動物がいます。これは「貯食」と呼ばれ、巣などにたくさん貯める集中貯食と、いろいろなところに分散して貯める分散貯食があります。  食料なら何でも貯食ができるわけではありません。栄養価の低い草や腐りやすい動物の肉は、あまり貯食の対象にならないようです。貯食に適しているのは、栄養価が高くて保存の利くクルミやドングリなどです。貯食場所は自分で覚えておかなければなりませんが、たくさん分散貯食すると覚えきれません。また、多くの動物がそれを盗もうと狙っているので、自分が最初に見つけるのもなかなか大変なようです。  クルミは栄養価も高く、カシグルミは私たち人間にとってもご馳走です。しかし、クルミは殻が堅く割るのが大変です。オニグルミの殻は、スタッドレスタイヤに滑り止めとして混ぜられているくらいです。リスやネズミはこの堅い殻を破れる歯を持っています。彼らにとって、クルミの実は栄養価が高く、貯食できる重要な食料なのです。  東京の多摩森林科学園の研究員・林典子さんらは、クルミに2グラムの発信器を付けて追跡して、リスの貯食について調査しました。それによれば、クルミは地面の落葉の下や、樹上の枝の間に分散して貯食されたようです。多くはクルミの木から15メートル以内に貯食されましたが、中には160メートル離れたところに運ばれたものもあったそうです。  研究をした秋、全部で156個のクルミが運ばれ、そのうち42%(65個)はすぐに食べられ、58%(91個)は貯食されたそうです。91個の隠し場所は、地上に47個、樹上に44個でした。そのうち61個は後でリスが食べ、19個はアカネズミに盗まれ、樹上から落下した8個と地面にあった3個は、結局5月まで放置され発芽したそうです。  この研究で分かったのは、「リスの貯食はかなり成功している」「しかし、盗まれたり、食べられずに発芽したりすることもある」ということでした。クルミの立場からすれば、多くの実ははリスに食べられるという損失を受けたものの、一部の実は遠くまで運んでもらい、落葉の下で発芽するチャンスを得たことになります。クルミとリスは、貯食を通じて相手を利用し合っている関係にあるのです。 <一般社団法人倫理研究所「職場の教養」誌に「野生の教養」というタイトルで掲載された文章を加筆・修正し、写真をつけました。> 南 正人:理学博士。麻布大学特命教授。軽井沢で15年間自然ガイド業を行った後、麻布大学で13年間教鞭を取った。宮城県の離島・金華山でシカの研究を35年間続けている。「森から海へ」評議員、NPO法人あーすわーむ代表理事。