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ゴルちゃんお迎え日記② ー 私の人生を伴走してくれる最後のゴールデンレトリバーMoon

ゴルちゃんお迎え日記② ー 私の人生を伴走してくれる最後のゴールデンレトリバーMoon

こんにちは~2回目の投稿です。 鹿のめぐみ~~!!届いた~~~!! Moon食べるかな~? というのは、Moonはつい4か月前に3歳の成犬で譲渡してもらったゴルなのです。 警察訓練所にいたので賢くて、我が家に来た時、訓練所で食べていたドッグフードを食べる時しか、口を開けてくれませんでした。 犬ならよだれを垂らして欲しがる鳥ムネ肉の炊いたのも、いわゆるおやつもまったく食べず・・。 まぁ、人間関係?ん?人犬関係ができていなかったというのも大きな要因ですが…。 今では、パクパク鶏肉も食べてくれるようになりましたが、初物はホクホクのさつまいもでさえ、なかなか食べません。というか食べません。 実は、 私たち家族には教訓があります。 それは、2匹目のゴル・チャッピーを6歳でガンで亡くしたことです。 6歳と言えばまだまだ元気盛り。なのに、6歳でガン。。 人間もそうですが、食べるもので身体はできています。 実は私、栄養学を長年勉強してきました。なのに、なのに‥。 1匹目のゴル・ラッキーも最後はガンでした。チャッピーと違うのはラッキーは12歳10カ月生きてくれたのと、ゴルという犬種は、もともと腫瘍疾患が多いということもあり、そのお別れをまだ受け入れることができたのですが、 2匹目のチャッピーは、思いもよらない6歳でこの世から去るという、、男の子で本当にやんちゃ息子で大変だった分、めっちゃ可愛く愛くるしかった。いつもわちゃわちゃしてて、落ち着きがなく、「ゴールデンって賢いでしょう?」といろんな方から言われましたが、「我が家のゴルはやんちゃ過ぎて、到底賢いとは言い難いですね〜うちに遊びに来る時は、汚れてもいい服で来てね」というくらい、自由奔放、ゴルらしい犬でしたので、そのチャッピーの最後、苦しむ姿、顔、元気がなくなっていく毎日…なんと表現したらいいのかわからないくらい悲しくつらい最後でした。 そして、チャッピーは、我が家の人間の子どもたち(笑)の多感な時を共に、また認知症の母との同居も共にしてくれたゴルでもありました。 ついついチャッピーの欲しがるものをあげていたと思います。 制御はしていたものの、母もいたので、母も大の犬好きで、自分に懐いてくれるチャッピーが大好きでいろんなものを隠れてあげていたようです。 闘病生活というのは、人間だけじゃなく、犬も家族なので、本当に私たち人間家族もこの期間は、変わる変わる誰かが家にいるようにして、チャッピーを1人にはせずに見守っていました。 食べるものはとても大事。 あの苦しむチャッピーの姿に毎日寄り添って感じたことです。 だから、Moonには変なものはあげない!と家族で決めてます。 犬を飼うということについて、 自分の年齢を考えることは、これまであまりなかったのですが、保護犬を探しているとき、ある一文に目が留まりました。 55歳以下はご遠慮ください。 えーーーっ!!なんでーーー と思ったけど、大型犬との暮らしをずっとしてきたので、すぐに理解できました! 介護になった時、本当に大変なんです。 大型犬の寿命は長くて15歳くらい。...

ゴルちゃんお迎え日記② ー 私の人生を伴走してくれる最後のゴールデンレトリバーMoon

こんにちは~2回目の投稿です。 鹿のめぐみ~~!!届いた~~~!! Moon食べるかな~? というのは、Moonはつい4か月前に3歳の成犬で譲渡してもらったゴルなのです。 警察訓練所にいたので賢くて、我が家に来た時、訓練所で食べていたドッグフードを食べる時しか、口を開けてくれませんでした。 犬ならよだれを垂らして欲しがる鳥ムネ肉の炊いたのも、いわゆるおやつもまったく食べず・・。 まぁ、人間関係?ん?人犬関係ができていなかったというのも大きな要因ですが…。 今では、パクパク鶏肉も食べてくれるようになりましたが、初物はホクホクのさつまいもでさえ、なかなか食べません。というか食べません。 実は、 私たち家族には教訓があります。 それは、2匹目のゴル・チャッピーを6歳でガンで亡くしたことです。 6歳と言えばまだまだ元気盛り。なのに、6歳でガン。。 人間もそうですが、食べるもので身体はできています。 実は私、栄養学を長年勉強してきました。なのに、なのに‥。 1匹目のゴル・ラッキーも最後はガンでした。チャッピーと違うのはラッキーは12歳10カ月生きてくれたのと、ゴルという犬種は、もともと腫瘍疾患が多いということもあり、そのお別れをまだ受け入れることができたのですが、 2匹目のチャッピーは、思いもよらない6歳でこの世から去るという、、男の子で本当にやんちゃ息子で大変だった分、めっちゃ可愛く愛くるしかった。いつもわちゃわちゃしてて、落ち着きがなく、「ゴールデンって賢いでしょう?」といろんな方から言われましたが、「我が家のゴルはやんちゃ過ぎて、到底賢いとは言い難いですね〜うちに遊びに来る時は、汚れてもいい服で来てね」というくらい、自由奔放、ゴルらしい犬でしたので、そのチャッピーの最後、苦しむ姿、顔、元気がなくなっていく毎日…なんと表現したらいいのかわからないくらい悲しくつらい最後でした。 そして、チャッピーは、我が家の人間の子どもたち(笑)の多感な時を共に、また認知症の母との同居も共にしてくれたゴルでもありました。 ついついチャッピーの欲しがるものをあげていたと思います。 制御はしていたものの、母もいたので、母も大の犬好きで、自分に懐いてくれるチャッピーが大好きでいろんなものを隠れてあげていたようです。 闘病生活というのは、人間だけじゃなく、犬も家族なので、本当に私たち人間家族もこの期間は、変わる変わる誰かが家にいるようにして、チャッピーを1人にはせずに見守っていました。 食べるものはとても大事。 あの苦しむチャッピーの姿に毎日寄り添って感じたことです。 だから、Moonには変なものはあげない!と家族で決めてます。 犬を飼うということについて、 自分の年齢を考えることは、これまであまりなかったのですが、保護犬を探しているとき、ある一文に目が留まりました。 55歳以下はご遠慮ください。 えーーーっ!!なんでーーー と思ったけど、大型犬との暮らしをずっとしてきたので、すぐに理解できました! 介護になった時、本当に大変なんです。 大型犬の寿命は長くて15歳くらい。...

ジャックラッセルテリアのGody君はターザン遊具が大好き

ジャックラッセルテリアのGody君はターザン遊具が大好き

林試の森公園にはところどころに子供用の遊具があります。 私もそこでは腕立て伏せをしたりぶら下がりをしたりまたはストレッチをしたりと有効に使わせていただいておりますが、今日はとっても可愛いいゲストさん、Gody君がすでに大いに遊んでいました。 なんという名前かわからないのですが、ターザンのように木のツルではなくロープにぶら下がって勢いよく下がる遊具です。わが娘も小さい頃はそれにぶら下がってよく遊んだものでしたが、きょうは子供ではなくラッセルテリアのGOdy君が占拠していました。     毎日のようにこれをくわえては遊んでいるようで、子供が来たら威嚇してつかわせないようにまでするそうな。ちょうどこの時もまだ2歳くらいの男の子が来ましたが、ロープは放しません。まぁ2歳の男の子なのでちょっとこの遊具を一人では使えないのですが、パパが一緒だったのでパパにおんぶしてもらってターザンごっこになるところですが、この男との子はGody君の方に興味あるらしく、彼のあとを追いかけていました。でもGody君は男の子には全く興味はなくロープがとられないように力強く食らいついてました。彼はまだ6か月でやんちゃ盛りです。その割には筋肉質でしっかりとした存在感です。ちょうどその時にビタミン剤などが入っているような瓶からなにやら取り出したので、特別なドックフードなのですかと伺ったらなんとサツマイモを蒸して乾燥させたものだそうです。ご自分で作ったそうな、市販のものがあったので、これなら自分でも作れるなって思って作ったそうで、主食はやはりカリカリのドックフードでエルモというブランドで、チキンがベースですと教えてくれたました。 早速、このエルモのサイトを見てみるとまぁすごく商品企画がされていて、国産、無添加、お徳用がkeywordですね。一個ずつ買わせるよりは3個まとめてお徳用としているとことはお客様の気持ちをうまく使っているのだなと感心しました。 わが鹿のめぐみは日本の森を守るためにとか鹿肉の成分は高たんぱく低脂肪、高ミネラルとか、オーガニックです。捕獲された鹿の90%が捨てられているので大きなフードロスになっています。鹿の命を無駄にしないようにというような社会的な観点からのアプローチで載せています。でもやはりお徳用というようなワードとか、商品の良さを目いっぱいにこのような説明をしていくのがペットのオーナーにとっては選びやすいのだろうなと、とても参考になりました。   Gody君のパパは鹿肉のことがすごく興味がありますとのことでした。 サイトをご紹介させてもらいましたが、今日はサンプルをもっていなかったのが残念でした。 やはりちゃんとサンプルくらいはもって歩き、名刺も持って歩かなきゃいけないなって反省です。

ジャックラッセルテリアのGody君はターザン遊具が大好き

林試の森公園にはところどころに子供用の遊具があります。 私もそこでは腕立て伏せをしたりぶら下がりをしたりまたはストレッチをしたりと有効に使わせていただいておりますが、今日はとっても可愛いいゲストさん、Gody君がすでに大いに遊んでいました。 なんという名前かわからないのですが、ターザンのように木のツルではなくロープにぶら下がって勢いよく下がる遊具です。わが娘も小さい頃はそれにぶら下がってよく遊んだものでしたが、きょうは子供ではなくラッセルテリアのGOdy君が占拠していました。     毎日のようにこれをくわえては遊んでいるようで、子供が来たら威嚇してつかわせないようにまでするそうな。ちょうどこの時もまだ2歳くらいの男の子が来ましたが、ロープは放しません。まぁ2歳の男の子なのでちょっとこの遊具を一人では使えないのですが、パパが一緒だったのでパパにおんぶしてもらってターザンごっこになるところですが、この男との子はGody君の方に興味あるらしく、彼のあとを追いかけていました。でもGody君は男の子には全く興味はなくロープがとられないように力強く食らいついてました。彼はまだ6か月でやんちゃ盛りです。その割には筋肉質でしっかりとした存在感です。ちょうどその時にビタミン剤などが入っているような瓶からなにやら取り出したので、特別なドックフードなのですかと伺ったらなんとサツマイモを蒸して乾燥させたものだそうです。ご自分で作ったそうな、市販のものがあったので、これなら自分でも作れるなって思って作ったそうで、主食はやはりカリカリのドックフードでエルモというブランドで、チキンがベースですと教えてくれたました。 早速、このエルモのサイトを見てみるとまぁすごく商品企画がされていて、国産、無添加、お徳用がkeywordですね。一個ずつ買わせるよりは3個まとめてお徳用としているとことはお客様の気持ちをうまく使っているのだなと感心しました。 わが鹿のめぐみは日本の森を守るためにとか鹿肉の成分は高たんぱく低脂肪、高ミネラルとか、オーガニックです。捕獲された鹿の90%が捨てられているので大きなフードロスになっています。鹿の命を無駄にしないようにというような社会的な観点からのアプローチで載せています。でもやはりお徳用というようなワードとか、商品の良さを目いっぱいにこのような説明をしていくのがペットのオーナーにとっては選びやすいのだろうなと、とても参考になりました。   Gody君のパパは鹿肉のことがすごく興味がありますとのことでした。 サイトをご紹介させてもらいましたが、今日はサンプルをもっていなかったのが残念でした。 やはりちゃんとサンプルくらいはもって歩き、名刺も持って歩かなきゃいけないなって反省です。

シープドックのアポロちゃんは8歳、鹿肉大好き。

シープドックのアポロちゃんは8歳、鹿肉大好き。

ジャックラッセルのGody君は柴犬の空君とじゃれあっていました。   赤いボールをおもちゃに二匹のワンちゃんたちは相当な運動量をこのじゃれあいを していることでこなしているのだろうなって思います。 人間社会も本来なら子供たちはたくさんの仲間の中でじゃれあいながら喧嘩もしながら 成長をしていくのだろうけれど、今はそのような環境がなくなってしまったなと感じます。 人間という字は人と人の間という意味に取れます。人との距離感などを感じて行動することが人間であり、それらが社会を作っていくとするならこの遊びやら喧嘩やらがとても大事なきょいくなのではと思います。 このGody君と空君の間にシープドックのアポロちゃんが入ってきました。 この子はもう8歳です。だからたまたま同じ6か月の2匹の子犬たちのやんちゃなじゃれあ いをしっかりとやさしく受け止めてくれます。 何か本当に素敵なワンちゃんのソサエティです。   そんな中で鹿肉の話になりました。   アポロちゃんは前にエゾシカの生肉を食べさせてもらったそうです。大好きだそうです。 鶏肉などとは比較にならないくらい食べ方をしてたそうです。 アポロちゃんのママは鹿肉のことをよくご存知でした。 鹿肉は目ヤニもとるのよってGody君と空君のパパたちに話してくれました。 膵炎を患ったワンちゃんが鹿肉を食べてすっかり良くなったことや毛ツヤもきれいになりますよってお伝えしました。 お二人とも鹿肉の事めっちゃ興味ありますって言ってくださったので、実は私は鹿肉のペットフードを作っていますって話したら驚いちゃって。   いつも皆さんには写真を撮らせていただいていいですか? ブログを書いているのですが、それに掲載してよいですかって伺ってから、いろいろと根掘り葉掘り聞きます。 そんな中で実はペットフードを作っているのです、というのを言いそびれてしまいます。 先にその話をしてからにしてインタビューをしたことがあったのですが、何か買わされるのではないかと感じて、早々に退散されてしまったことがあり、自分の素性を伝えるタイミングの難しさを実感しています。   実は空君とアポロちゃんはブリーダーさんから買ったそうです。 そのブリーダーさんがお勧めするドックフードをそのまま与えていて、ほかに浮気をすることはないとのことでした。 こう伺うとブリーダーさんの影響力の大きさは相当なものなんだとあたらためてわかりました。  ...

シープドックのアポロちゃんは8歳、鹿肉大好き。

ジャックラッセルのGody君は柴犬の空君とじゃれあっていました。   赤いボールをおもちゃに二匹のワンちゃんたちは相当な運動量をこのじゃれあいを していることでこなしているのだろうなって思います。 人間社会も本来なら子供たちはたくさんの仲間の中でじゃれあいながら喧嘩もしながら 成長をしていくのだろうけれど、今はそのような環境がなくなってしまったなと感じます。 人間という字は人と人の間という意味に取れます。人との距離感などを感じて行動することが人間であり、それらが社会を作っていくとするならこの遊びやら喧嘩やらがとても大事なきょいくなのではと思います。 このGody君と空君の間にシープドックのアポロちゃんが入ってきました。 この子はもう8歳です。だからたまたま同じ6か月の2匹の子犬たちのやんちゃなじゃれあ いをしっかりとやさしく受け止めてくれます。 何か本当に素敵なワンちゃんのソサエティです。   そんな中で鹿肉の話になりました。   アポロちゃんは前にエゾシカの生肉を食べさせてもらったそうです。大好きだそうです。 鶏肉などとは比較にならないくらい食べ方をしてたそうです。 アポロちゃんのママは鹿肉のことをよくご存知でした。 鹿肉は目ヤニもとるのよってGody君と空君のパパたちに話してくれました。 膵炎を患ったワンちゃんが鹿肉を食べてすっかり良くなったことや毛ツヤもきれいになりますよってお伝えしました。 お二人とも鹿肉の事めっちゃ興味ありますって言ってくださったので、実は私は鹿肉のペットフードを作っていますって話したら驚いちゃって。   いつも皆さんには写真を撮らせていただいていいですか? ブログを書いているのですが、それに掲載してよいですかって伺ってから、いろいろと根掘り葉掘り聞きます。 そんな中で実はペットフードを作っているのです、というのを言いそびれてしまいます。 先にその話をしてからにしてインタビューをしたことがあったのですが、何か買わされるのではないかと感じて、早々に退散されてしまったことがあり、自分の素性を伝えるタイミングの難しさを実感しています。   実は空君とアポロちゃんはブリーダーさんから買ったそうです。 そのブリーダーさんがお勧めするドックフードをそのまま与えていて、ほかに浮気をすることはないとのことでした。 こう伺うとブリーダーさんの影響力の大きさは相当なものなんだとあたらためてわかりました。  ...

ペットショップで命を買わないで⑤

ペットショップで命を買わないで⑤

ローズのにおいがしました。たしかにローズのにおいでした。わたしは早くローズに会いたくて箱の中でそわそわしていました。でも、ドアがあいたときそれはいっしゅんにして恐怖へとかわりました。うんちやおしっこのまざった強いにおい。毛がのびきって、からまって・・・どこが顔なのかなんの生きものなのかわからなちじょうたいの犬やねこたちが小さなケージの中にとじこめられています。ケージはさびだらけ。ぬけた毛やうんちがたくさんからまっています。 ゆかに、おしっこやうんちでグチャグチャになったダンボールがかさなっていました。わたしはその中のひとつに入れられました。「ローズ?」「どこにいるの?ローズ?」わたしは、たくさんかさなったよごれたケージの中からローズをさがしました。でもローズのへんじはありません。においはするのに・・・。でもその答えはすぐにわかりました。わたしの目の前のケージのおくに見えた大きな毛玉のようなかたまり。それがローズでした・・・。   もう息をしていません。それは、はなれたところからでもわかりました。「ローズ・・・。ローズ・・・。」「どうしてこんなことになっちゃったの・・・」わたしはどうしてもローズの体にさわりたくて手をのばしましたが、ケージのすきまからはとときませんでした。そのとき、部屋のドアがあきあのいやなにおいの男の人が入ってきました。わたしは思わず手をのばした手をひっこめました。そして男の人は、ローズのいるケージのとびらをあけました。そしてローズの体を持ち上げ・・・部屋のすみにあるごみ箱にすてました。ローズは本当にゴミのように・・・すてられてしまいました。「ゴミになったの・・・?」「ローズ?」ローズは苦しかったかな・・・?ローズは淋しかったかな・・・?痛かったかな?悲しかったかな・・・。わたしは涙がとまりませんでした。そのとき・・・どこからか風がふいてきました。ふわふわとなにか舞ってわたしの足もとに、フサッとおちましたわたしが鼻をちかづけるとローズのにおいがしました。白とグレーの毛。   それはローズの毛でした。わたしはそのちいさなローズをギュッとだきしめました。それからどんな毎日を・・・どのくらいすごしたのかな・・・。わたしはほとんど覚えていません・・・ただ、とってもおなかがすいていてのどもカラカラで・・・やっと息をしていたような・・・そして、体のあちこちで毛がからまり・・・とってもいたかった・・・それと・・・ローズにすごく会いたかった・・・でも、だんだんそんなことも考えられなくなっていきました。ただ息をしていただけ。ただ息を・・・。そしてわたしは雪のふるさむい夜にゴミになりました。

ペットショップで命を買わないで⑤

ローズのにおいがしました。たしかにローズのにおいでした。わたしは早くローズに会いたくて箱の中でそわそわしていました。でも、ドアがあいたときそれはいっしゅんにして恐怖へとかわりました。うんちやおしっこのまざった強いにおい。毛がのびきって、からまって・・・どこが顔なのかなんの生きものなのかわからなちじょうたいの犬やねこたちが小さなケージの中にとじこめられています。ケージはさびだらけ。ぬけた毛やうんちがたくさんからまっています。 ゆかに、おしっこやうんちでグチャグチャになったダンボールがかさなっていました。わたしはその中のひとつに入れられました。「ローズ?」「どこにいるの?ローズ?」わたしは、たくさんかさなったよごれたケージの中からローズをさがしました。でもローズのへんじはありません。においはするのに・・・。でもその答えはすぐにわかりました。わたしの目の前のケージのおくに見えた大きな毛玉のようなかたまり。それがローズでした・・・。   もう息をしていません。それは、はなれたところからでもわかりました。「ローズ・・・。ローズ・・・。」「どうしてこんなことになっちゃったの・・・」わたしはどうしてもローズの体にさわりたくて手をのばしましたが、ケージのすきまからはとときませんでした。そのとき、部屋のドアがあきあのいやなにおいの男の人が入ってきました。わたしは思わず手をのばした手をひっこめました。そして男の人は、ローズのいるケージのとびらをあけました。そしてローズの体を持ち上げ・・・部屋のすみにあるごみ箱にすてました。ローズは本当にゴミのように・・・すてられてしまいました。「ゴミになったの・・・?」「ローズ?」ローズは苦しかったかな・・・?ローズは淋しかったかな・・・?痛かったかな?悲しかったかな・・・。わたしは涙がとまりませんでした。そのとき・・・どこからか風がふいてきました。ふわふわとなにか舞ってわたしの足もとに、フサッとおちましたわたしが鼻をちかづけるとローズのにおいがしました。白とグレーの毛。   それはローズの毛でした。わたしはそのちいさなローズをギュッとだきしめました。それからどんな毎日を・・・どのくらいすごしたのかな・・・。わたしはほとんど覚えていません・・・ただ、とってもおなかがすいていてのどもカラカラで・・・やっと息をしていたような・・・そして、体のあちこちで毛がからまり・・・とってもいたかった・・・それと・・・ローズにすごく会いたかった・・・でも、だんだんそんなことも考えられなくなっていきました。ただ息をしていただけ。ただ息を・・・。そしてわたしは雪のふるさむい夜にゴミになりました。

ペットショップで命を買わないで④

ペットショップで命を買わないで④

「ゴンゴン!」だれかがドアをたたきました。するとローズの入った箱をだれかが持ち上げました。そして、ドアがひらくとそのむこうから手がのびてきてローズの入った箱を持って行ってしまいました。わたしはローズに聞こえるように大きな声でさけびました。   「ローズ!ローズ!行かないで!」でもローズは何も言いませんでした。ただローズの入った箱からは悲しみのにおいがしていました。 その日から、わたしは笑えませんまでした。がんばっても・・・がんばっても・・・笑うことができませんでした。1週間・・・2週間・・・1ヶ月・・・2ヶ月。どのくらいたったでしょう。わたしのからだは大きくなっていました。もうだれも、わたしの前で足をとめることはありません。   そして・・・。その朝はきました。わたしはあの日のローズと同じように箱に入れられました。そして、あの日と同じいやなにおいのする人につれて行かれました。そして・・・。その朝はきました。わたしはあの日のローズと同じように箱に入れられました。そして、あの日といやなにおいのする人につれて行かれました。でも、わたしは箱の中でわらっていました。だってローズに会えるんだもんもうひとりぼっちじゃない。わたしはそう思うとなんだか嬉しくなりました。しはらくすると車がとまりました。わたしは箱にあいた小さなあなから、そとのようすをのぞきました。ドアが見えました。あのにおいがします。そして・・・。

ペットショップで命を買わないで④

「ゴンゴン!」だれかがドアをたたきました。するとローズの入った箱をだれかが持ち上げました。そして、ドアがひらくとそのむこうから手がのびてきてローズの入った箱を持って行ってしまいました。わたしはローズに聞こえるように大きな声でさけびました。   「ローズ!ローズ!行かないで!」でもローズは何も言いませんでした。ただローズの入った箱からは悲しみのにおいがしていました。 その日から、わたしは笑えませんまでした。がんばっても・・・がんばっても・・・笑うことができませんでした。1週間・・・2週間・・・1ヶ月・・・2ヶ月。どのくらいたったでしょう。わたしのからだは大きくなっていました。もうだれも、わたしの前で足をとめることはありません。   そして・・・。その朝はきました。わたしはあの日のローズと同じように箱に入れられました。そして、あの日と同じいやなにおいのする人につれて行かれました。そして・・・。その朝はきました。わたしはあの日のローズと同じように箱に入れられました。そして、あの日といやなにおいのする人につれて行かれました。でも、わたしは箱の中でわらっていました。だってローズに会えるんだもんもうひとりぼっちじゃない。わたしはそう思うとなんだか嬉しくなりました。しはらくすると車がとまりました。わたしは箱にあいた小さなあなから、そとのようすをのぞきました。ドアが見えました。あのにおいがします。そして・・・。

ペットショップで命を買わないで③

ペットショップで命を買わないで③

「ゴンゴン!」だれかがドアをたたきました。 わたしはそばへより「あなたはだあれ」と話しかけました。すると「わたしはローズ」と返事がかえってきました。わたしは「ここはどこなの?」「おかあさんのとこへかえりたい」と言いました。するとローズは少し悲しそうな顔をしてしんこきゅうをしました。そして、ゆっくりとはなさはじめました。   「ここはペットショップ」わたしたちは人間のところへ行くの。悲しいけどお母さんにはもう会えないと思うよ・・・」わたしはお母さんに会えないことを知り、悲しくなり部屋のすみにまるくなりました。ローズは話を続けました。「そんな悲しそうな顔をしていたらだめ。期限までに人間のところへ行かれなかったら・・・。」ローズは話すのをやめました。わたしはおもわずローズのそばへかけより「人間のところへ行かれなかったら・・・?どうなるの?」と聞きました。ローズはもう一度しんこきゅうしてこう言いました。「これはね、わたしがここへきたときに・・・そこ、あなたのいるその部屋にいた白いねこに聞いたの」「わたしはね、ほら。あそこにならんでいる、おいしそうなあれ・・・あれと同じなんだって・・・」「ときどき夜になってものこっているのがあるの。それがどうなるかしってる?」「それはね・・・すてられちゃうの。ごみ箱にすてられちゃうの・・・」「そして・・・あの白い子は・・・わたしに、そのはなしをしてくれたあと箱に入れられて、つれと行かれたの。」「期限がきた・・・って言ってた。」「ゴミになったら・・・どこへ行くの?」と、わたしはすかさずローズにききました。「それはね・・・だれもしらないの。でもね、わかることがあるよ。つれて行かれるところが絶対に幸せな場所じゃないってこと。だってね、むかえにくるあの人は・・・」「とってもいやなにおいがするの。悲しみや苦しみ・・・恐怖のにおい・・・。」「だからね・・・、そんな顔してたらだめ。人間のところへ、行かれるようにかわいくしていなきゃだめなの。ジュエル、笑ってて。」ローズはそう言いました。わたしは言いました。人間のところへ行かれるように・・・。でも心の中はいつも悲しいままでした。   そんな日々をすごしていたある日。いつものようにとなりのローズに「おはよう」と声をかけたのですがそこにローズはいませんでした。わたしはなんども呼んでみました。でも、やっぱりローズはいませんでした。「ローズ?ローズ?」わたしはそれでも呼び続けました。すると、どこからか「ジュエル!ジュエル!」とローズの声が聞こえました。それは小さな声でしたがまちがいなくローズの声でした。その声は、わたしたちのお世話をするために作られたうしろのさくのむこうから聞こえてきました。よく見ると小さな箱があります。ローズの声は、その中から聞こえてきました。「どうしてそんなところにいるの?」とわたしが聞きかけたとき・・・。どこからか、なんだかいやないおいがしてきました。そのにおいは怖くて・・・苦しくて・・・悲しいにおいでした。  

ペットショップで命を買わないで③

「ゴンゴン!」だれかがドアをたたきました。 わたしはそばへより「あなたはだあれ」と話しかけました。すると「わたしはローズ」と返事がかえってきました。わたしは「ここはどこなの?」「おかあさんのとこへかえりたい」と言いました。するとローズは少し悲しそうな顔をしてしんこきゅうをしました。そして、ゆっくりとはなさはじめました。   「ここはペットショップ」わたしたちは人間のところへ行くの。悲しいけどお母さんにはもう会えないと思うよ・・・」わたしはお母さんに会えないことを知り、悲しくなり部屋のすみにまるくなりました。ローズは話を続けました。「そんな悲しそうな顔をしていたらだめ。期限までに人間のところへ行かれなかったら・・・。」ローズは話すのをやめました。わたしはおもわずローズのそばへかけより「人間のところへ行かれなかったら・・・?どうなるの?」と聞きました。ローズはもう一度しんこきゅうしてこう言いました。「これはね、わたしがここへきたときに・・・そこ、あなたのいるその部屋にいた白いねこに聞いたの」「わたしはね、ほら。あそこにならんでいる、おいしそうなあれ・・・あれと同じなんだって・・・」「ときどき夜になってものこっているのがあるの。それがどうなるかしってる?」「それはね・・・すてられちゃうの。ごみ箱にすてられちゃうの・・・」「そして・・・あの白い子は・・・わたしに、そのはなしをしてくれたあと箱に入れられて、つれと行かれたの。」「期限がきた・・・って言ってた。」「ゴミになったら・・・どこへ行くの?」と、わたしはすかさずローズにききました。「それはね・・・だれもしらないの。でもね、わかることがあるよ。つれて行かれるところが絶対に幸せな場所じゃないってこと。だってね、むかえにくるあの人は・・・」「とってもいやなにおいがするの。悲しみや苦しみ・・・恐怖のにおい・・・。」「だからね・・・、そんな顔してたらだめ。人間のところへ、行かれるようにかわいくしていなきゃだめなの。ジュエル、笑ってて。」ローズはそう言いました。わたしは言いました。人間のところへ行かれるように・・・。でも心の中はいつも悲しいままでした。   そんな日々をすごしていたある日。いつものようにとなりのローズに「おはよう」と声をかけたのですがそこにローズはいませんでした。わたしはなんども呼んでみました。でも、やっぱりローズはいませんでした。「ローズ?ローズ?」わたしはそれでも呼び続けました。すると、どこからか「ジュエル!ジュエル!」とローズの声が聞こえました。それは小さな声でしたがまちがいなくローズの声でした。その声は、わたしたちのお世話をするために作られたうしろのさくのむこうから聞こえてきました。よく見ると小さな箱があります。ローズの声は、その中から聞こえてきました。「どうしてそんなところにいるの?」とわたしが聞きかけたとき・・・。どこからか、なんだかいやないおいがしてきました。そのにおいは怖くて・・・苦しくて・・・悲しいにおいでした。