行儀の良い小夏ちゃんのペットフードはカリカリのみ
一週間ぶりの林試の森公園です。
しっかりと鉄棒のぶら下がり、50カウント、前蹴り後ろ蹴りを両足ともに20カウント、腕立て伏せ両手の幅を変えながら70カウント、腹筋20カウントをルーティンとして消化し、スッキリした気分で速歩きをしているときに、出会ったのが小夏ちゃん。
見るからに仕事ができそうな飼い主のお父様。なんとなく想像するにIT関係の方かしらって。このときに小夏ちゃんは枯れ葉の中から木っ端の大きなものを食べて飲み込もうとしていたところでした。お父さんが思わず口を開けて吐き出させようとしますが中々言うことを聞かずにはしゃぎまわっている、ちょっとお茶目な小夏ちゃん。
まだ7ヶ月という、それにしても実はとても行儀が良いのです。
お座りというとしっかり前手、両足を揃えてシカっと佇みお父さんの顔をしっかりと見つめ、次の指示を待つという姿勢に、ちょっと今までのワンちゃんたちとはちょっと一線をかくしているかんじでした。
お父さんのお話では生後4ヶ月までにしっかりとブリーダーさんを通して訓練をしてから一緒に住み始めたそうです。
一番気になるドックフードはどのようにされているのですかという質問に、カリカリのものしか上げません。そして私達が食べる前に与えるそうで、そうしないと人間が食べるものを食べたがるのでそれでは困るので、人間の食べるものと最初から区別しています。
なので絶対に食事をしているときにおねだりはしないです。
まぁ素晴らしい躾ですこと!!ハッピーちゃんのお母さんに教えてあげようかと思いきやもう遅いなって。ハッピーはハッピーだなって。
そんなふうに思いながら、なんでワンちゃんを飼おうと思ったのですか?なんてどうしようもない愚問に,飼いたいと思ったからです、妻がこの犬種が好きでして。という優しいお答え、ありがとうございます。
そしてこのお父さんのリールの使い方があまりにも素晴らしいのです。
小夏ちゃんのまだまだ子犬の持つ不確かな動きにちゃんと合わせたリールの伸び縮のコントロールの素晴らしさ、小夏ちゃんにストレスを感じさせないで運動をさせて、他のワンちゃんとの挨拶などにも微妙な間のとり方など、ちょっと感動モノでした。
お写真撮らせて頂いてよろしいですか?のお願いにはすぐにオッケーですね。
本当に皆さん、ご自分のワンちゃんのお写真は撮ってもらうことを躊躇しません。
そしてお父様もご一緒に撮りたいのですがよろしいでしょうかと伺っても、えぇどうぞです。
ここからは自己紹介タイムになります。
実はわたしは鹿肉のペットフードを作っておりまして。今このように暖かく地球温暖化が進んで、シカが増えすぎています。豪雪がなくなるとバンビちゃんは餌を食べられるので越冬し、次の年には赤ちゃんを生んでしまうので、捕獲しないとシカが増えてしまうんです。だからシカはある程度の量を捕獲をしますが、その捕獲されたシカの90%は廃棄か野ざらしになって、命の無駄をしているのです。
人が食べるには捕獲後2時間以内の解体所に持っていかねば衛生管理上パスしないという基準がありまして、それ以上の時間がかかるものは需要がないと捨てられるわけです。だからペットフードには何ら問題がないので、その出口を作るために私達は作っているんです。
森から海へと言う財団を作っています。ペットフードは鹿の恵みというのです。
またまた同じような自己紹介をして名刺の一枚も渡せずに今日も帰ってきました。
サンプルの一つもポケットに入れて散歩するくらいの執念がないとだめだなっていつも思っているのに中々それができずに今に至っています。
まずいな!反省至極です。