生きたいと叫ぶ小さな命
1歳にもならない健気で可愛らしい子犬が某センターに保護された。
事故にあったのか?右前足先が欠損している。三本足で首を押さえつけながらガス実へ入れられた。不自由な体で 懸命に一人で生きた小さな子が、ガスで苦しみながら 殺されてしまった。
この子の写真はFacebookでとても話題になった。
この子のことは何も解らない。お父さん、お母さんは何処にいるのか?何処で生まれて一人で生きてきたのか?辛かっただろう!苦しかっただろう!
一つだけ解ることは、まだまだ幼いのに右前足が欠損していること。この不自由な体でここまでどうやって生きてきたのか?力をふりしぼって頑張って生きてきたのでしょう。
足が無くてもきっときっとしあわせになれたはず!
きっと優しい人間に出会って幸せに暮らせることを信じて!
しかし、この国は平気でガス室で苦しめて殺す。
このようなことが、この国では 当たり前に 行われている。
この子たちが、何をしたのでしょう。どんな悪いことをしたのでしょう。
産まれて普通にご飯を食べてお散歩に行ってお布団で寝る。ただこれだけのことが許されず殺される。
この幼いわんちゃんが びっこを引きながら殺処分室に向かった、悲しい姿を想像して頂きたい。そして愛玩動物である犬猫の日本での現実を深く知って頂きたい。
最後に私はFacebookでこの子を見たとき引き取ろうと思った。そのとき我が家には保護犬7頭と保護猫5匹がいた為、これ以上は難しいかな?どうしよう?と考えている間に殺処分になってしまった。考える必要がどこにあったのか。私にとって一生悔いの残ることとなってしまった。
市岡たづ子