【人間のエゴ?】何のための鹿のペットフードか、もう一度考えてみる。
こんにちは!森海スタッフのゆっきーです。
11月ツアーにご参加いただいた方に、いただいたご感想をご紹介します☺。
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多様性のある森と多様性の無くなった森の違い。
これまで綺麗な森と思っていた森も、実は多様性を失った森。
知識がなければスルーしてしまう所でした。
とはいえ、人間も鹿も森も進化の過程であって、
食す為ではなく現状の森を守りたいという目的での駆除は人間のエゴでもあるなとも思いました。
駆除ではなく、牛・豚・鶏のように『食す為に獲る』という環境にしていくことが良いのではないかと漠然とイメージしました。
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みなさんはどのようなことをお感じになりましたか?
「食すために獲る」こと
世界中の人がいきていくために必要な食料は生産されている。
しかし、家畜の飼料として消費されている量がとても多く、食料の不足が起きたりしている。 と聞いたことがあります。
それを思うと、
自然の恵みで育った鹿をいただくことで代替していくことは、
そのような問題へのアプローチにもつながるのかもしれません。
また、動物福祉の観点から、家畜の飼育環境の見直しが進んでいる国がありますが、
その点からも、山々を駆け回っていた鹿をいただくことは、ベターなのでしょうか。
そもそも、肉を食べずに健康に暮らしている人がたくさんいる中で
お肉をいただく必要があるのでしょうか。
国で増え続ける鹿に対して、捕獲目標というものがあります。その中で
今森から海へは、捕獲されて2時間以内に解体場に運ばなければならない、という食肉用で流通されるためのルール
を超えてしまった鹿肉を活かすことはできないか、ということでわんちゃん、ねこちゃん用のフードとして製品化し、提供しています。
「人間のエゴ」なのか
私たちは、家畜を育てることも、水脈を破壊することも、すべて人間のエゴで行っています。
私もよく山奥に行くと、
森が土砂崩れを起こすのは、道など人間が手を加えたものを
自然の姿にもどすためなのではないか
人口が減っている日本で、
居住域を確保し続ける必要があるのか、
そんなことを思うことがあります。
「森を守るため」ではなく、
「人間のエゴの中で生まれた、活かされない資源、命を いかに大切に扱うか。」
こちらの方が私個人の感覚にはあっているのではないか、
と今回この記事を書いていて、気づかされました!
しかし、私たちの取り組みを含め鹿がお金になっていくほど、(現在は処理のコストが高いそうですが)
鹿の捕獲が進むというパラドックスの中にいることを認識しました。
そもそも、鹿の捕獲に対して揺れ動く私のスタンスを
いろんな人の意見を聞いて、深めていきたいと思いました。
素敵なご感想をありがとうございました!