猫さんと日本の伝統的な縁側は相性バツグン

猫さんと日本の伝統的な縁側は相性バツグン

12月に入りました。 日中はまだ晴れの日の陽射しがあたたかいですが、朝晩は冷える冷える・・・ 曇りや雨の日ともなれば1日中寒いです。我が家の世田谷キャッツ(特にりくさん)は日中、ほぼ縁側で寝るようになりました。 前のお家には縁側が無かったので、家に来て「こんな最高の場所が・・・!」とさぞかし歓喜している事でしょう。   引越し先のお家が古き良き日本家屋で良かったね。  

猫さんの夏冬と縁側の効果

  縁側があるお家は少ないんじゃないかな?と思います。 日本の伝統的なお家の建築様式である縁側。   私は実家が縁側のある家ですが、縁側の役割やありがたみは全く知りませんでしたし実感もしたことがありませんでした。   しかし、今の家で暮らし始めたら縁側に感謝しまくりです。 まずは夏。 縁側で陽射しの暑さが遮断されるので室内の温度が若干涼しくなります。 その代わり、縁側はサウナ状態に・・・(笑) そして現在の冬。 縁側に陽射しのあたたかさがこもるので、暖房やストーブ無しでぽかぽかあたたかい・・・   縁側の役割って見事だなぁと感心しております。   そしてこの縁側、人間だけではなく猫さんにとっても非常に有難いものになっています。 まず夏ですが、猫さんは日本の湿度の高いじめじめした暑さ・・・高温多湿には弱いです。 ご先祖様は砂漠に暮らしていたリビアヤマネコですけれども、砂漠はもっと乾燥した暑さ。   また、猫さんの身体の作りとして肉球にしか汗をかきません。 しかも体温調節をするために汗をかくのではないんだとか。 なるべく水分を消耗しないようにと、砂漠を生き抜く身体になっているんでしょう。 だからこそ日本の夏は熱中症になる可能性が高いというわけです。 それを予防する機能として、室内を少し涼しく保ってくれる縁側って優れものです。 では冬は? 猫さんは寒さに弱いのだろうか?というと、そうは言いきれないと私は考えています。 なぜならまず毛皮に覆われているから。 そして砂漠にすむリビアヤマネコが祖先だとしたら、砂漠は夜かなり冷え込む(マイナスになることもある)から。 耐性はあると思うんです。   また、猫さんには寒さに強い猫種もいるようです。 それがダブルコート(アンダーコート)を持つ子北の寒い地域が原産の猫種や大型の子、長毛の子など。 しかしこれに限らず、日本で暮らすほとんどの猫にはアンダーコートがあると言われているとのこと。 でも、いくら祖先の血を引いていたって今は全く生きる環境が違います。 特に人と共に暮らす猫さんは、寒さに対しての耐性は弱めでしょう。 ここで縁側です。 陽射しが降り注ぐときはちょっと暑いくらいに熱を閉じ込めてくれますから、暖房やストーブのついている部屋にいなくてもOK。 機械で身体があたたまるよりも、日光浴の方が気持ちよいですしね。

世田谷キャッツと縁側

  さて、そんなみうりくさんも縁側の使い方には個性が出ています。 りくさんは昼間、日が出てからずっと縁側に。 短毛の子なので寒さは苦手そうです。夜は最近、私の布団に潜り込むようになってきました。 みうさんは長毛ですから寒さに強めなのでしょう。縁側にいることもありますが、それは朝だけ。 日中は場所をころころ変えていますし、基本的に私にくっついて回っています。   それに縁側にいるのはあたたかいからだけではなく、お外を見るのが好きなのも影響していそうです。 縁側は猫さんにもやさしい。 思いがけない効果があって嬉しい毎日です。   【参考】 ①夏は猫の熱中症対策を!適温って何度?[人も猫も快適に暮らそう] https://sustainable-switch.jp/electric/cat-220720/ ②ネコは寒がりって本当?寒がっているサインと体温調節方法 https://www.pfirst.jp/contents_reading63.html ③【トリマー監修】あなたの愛猫にアンダーコートはある? ファーミネーターは使うべき? https://spectrumbrands.jp/article/pet/undercoat-cat/  

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