2024年11月10日 / 最終更新日 : 2024年11月10日 moriumi_wanko コラム

鹿肉ペットフードはどんな犬におすすめ？その特徴と利点

鹿肉を原料としたペットフードは、最近ますます人気が高まっている選択肢のひとつです。犬にとって鹿肉は栄養豊富で、食物アレルギーのリスクが低く、消化にも優れています。ここでは、鹿肉ペットフードの特長と、特におすすめの犬のタイプについて詳しく解説します。

鹿肉は、牛肉や鶏肉と異なり、アレルゲンになりにくいタンパク源です。アレルギー体質の犬にとって、一般的なタンパク源である牛肉や鶏肉はアレルギー反応を引き起こすことが多いですが、鹿肉はそのリスクが低いとされています。

低アレルゲン性
鹿肉は比較的アレルゲンが少ないため、アレルギー症状（かゆみ、皮膚炎、耳の炎症、消化不良など）がある犬には特におすすめです。動物病院でも、アレルギー体質の犬の食事制限として鹿肉を薦められるケースが増えています。
皮膚や被毛の健康サポート
鹿肉には皮膚や被毛に必要なビタミンB群、亜鉛が豊富で、アレルギーによる皮膚トラブルを抱える犬の健康をサポートします。

鹿肉は消化しやすいタンパク質源でもあるため、胃腸が弱い犬や消化器系に問題を抱えている犬にとっても適しています。

消化吸収が良い
消化に優れた鹿肉は、胃腸が弱い犬やシニア犬にも適しており、栄養をしっかりと吸収できるメリットがあります。
消化不良の軽減
一部の犬は、鶏肉や牛肉などを消化する際に消化不良を起こしやすいですが、鹿肉は比較的穏やかで消化不良を軽減できます。胃腸の不調が多い犬には特におすすめです。

鹿肉は他の肉に比べて低脂肪であり、体重管理が必要な犬や肥満気味の犬にも適しています。

低脂肪・高タンパク質
鹿肉は脂肪分が少ないため、カロリーを抑えながら必要なタンパク質を摂取することができます。肥満気味の犬や体重を維持したい犬にとって、鹿肉のペットフードは理想的です。
筋肉の維持
高タンパク質で低脂肪の鹿肉は、筋肉を維持しつつも体重をコントロールしたい犬に適しています。運動量が多いアクティブな犬や、高齢になり筋肉量が落ちやすい犬にもおすすめです。

シニア犬になると、消化能力や免疫力が低下しやすく、食べ物に対して敏感になることが多いです。鹿肉は消化が良く、栄養価が高いため、高齢犬にも適した選択肢です。

健康的なエイジングサポート
鹿肉には免疫力を高めるビタミンやミネラルが豊富で、シニア犬の健康を支えます。特に、ビタミンB群や鉄分は、シニア犬のエネルギー維持や貧血予防に役立ちます。
関節のサポート
鹿肉にはオメガ3脂肪酸も含まれており、これが関節の健康を維持するのに役立つため、高齢犬に多い関節の問題を予防または緩和する効果が期待できます。

鹿肉は独特の風味があり、多くの犬が好んで食べる傾向にあります。そのため、食欲が落ちている犬や、一般的なフードに飽きてしまっている犬には、鹿肉フードを試してみると良いでしょう。

嗜好性が高い
鹿肉は犬にとって非常に嗜好性が高いとされており、食事に興味を失いがちな犬や偏食の犬に与えると、食事に対する興味を取り戻すことが期待できます。
新しい風味の導入
毎日の食事に変化を加えるために鹿肉を利用するのも一つの方法です。食事に新しい風味を加えることで、犬の興味を引き、食欲を促進することができます。

鹿肉ペットフードを選ぶ際には、以下のポイントに注意することが重要です。

無添加のものを選ぶ
添加物が少ない製品を選ぶと、アレルギーや消化不良のリスクを抑えることができます。特に、化学的な保存料や香料が含まれていないものが理想的です。
栄養バランスを確認する
鹿肉がメインのタンパク源であることを確認しつつ、ビタミンやミネラルもバランスよく含まれているフードを選びましょう。特に、総合栄養食としての基準を満たしているかを確認することが大切です。
信頼できるブランドを選ぶ
信頼できるブランドの製品は、品質管理が徹底しており、安全性も高いため安心して与えることができます。成分表をよく確認し、鹿肉の産地や製造過程が明確なものを選ぶと良いでしょう。

鹿肉を使用したペットフードは、アレルギー体質の犬や胃腸が弱い犬、肥満や体重管理が必要な犬、高齢の犬、偏食の犬など、さまざまな犬に適しています。栄養価が高く、健康維持に役立つため、鹿肉ペットフードを日常的に活用することで、愛犬の健康をサポートすることができます。

一般財団法人森から海へは、オーガニックの国産鹿肉ペットフード「鹿のめぐみ※」を通じて、犬と猫の健康と、鹿の命を無駄にせず使い切ること、そして、猟師の育成など自然環境の保全に貢献しています。※ドッグフード＆キャットフード両用

<写真:グラフィックデザイナー/フォトグラファー　ほりまさゆき氏>