淡路島のカフェで感じた、インスタの効果
昨日は淡路島に行ってきました。
辺鄙なところに行列のできるカフェがあるから行ってみましょうということになりました。
絶景な自然の中を満喫できるとか、古民家を改築とか、小学校の廃校を活用したとか、
何か一つでも特徴がって、それが売りで人が行列作るのだろうと、
案外と先入観を持っていましたが、今回はちょっとそれを逸脱したマフィンとコーヒーのお店でした。
毎日行列ができるカフェでそのカフェの立地は普通の民家の間を潜り抜けてヘアピンカーブを
何回か回ってやっとたどり着きます。来る途中には何もありません。
俗にいう面白くない道です。プロローグがないっていうのでしょうかね。
突然にシンプルな軽いノリの今風の建物たち、小さなマフィンのお店です。
マフィンを買って
コーヒーを買って芝生のところにベンチがあってそこでひと時を過ごして帰っていくという感じ。
見渡すと向こうに里山が広がっている。
以前、世界一番幸せと感じる国民とされるブータンに行ったことがあって、
インドから約30時間をドライブしていきついたところにチモン村がありました。
そのすり鉢型の村に点々と民家が散らばっていました。可愛い、可愛い村なのでした。
それを思い出させるような日本の里
山が眼下に見えてきました。
そんな風景が広がっているだけです。
雑貨を売る小さな店、2部屋ほどのホテル、香りを作るお店。
それくらいしかないところに20代の女性たちが行列をなしています。なぜ?
駐車場だけはすごい大きくて、建物の20倍くらいはあるのではないかというようなスペースを割いていました。
車社会の地方都市では駐車場の確保が最大ですね。しっかりとそれを抑えているのですが、
なぜ?こんな辺鄙なところに、採算を考えての事?ほんと?
そんな?マーク満載でありました。
2人の女性がベンチで座ってコーヒーを飲んでいたので、お声をかけてみました。
四国の香川から2時間のドライブ、インスタでこのカフェを知ったので来てみた。
「マフィンを買いに来てみた、なんかホットする景色でした。来てよかったです。」
「今日は仕事がお休みなので、」こんなおしゃべりをしながら30分くらいで帰っていきました。
この店は広告は一切していないそうで、オーナーは何件かのコーヒーショップを経営していて
、ここが衣食住の提案ができる場所として今年オープンしたそうな。
インスタだけでこんなに行列、それも平日の午前中から若い女性が行列を作る店に仕立て上げる、すごいな。本当に
今時のSNSを有効活用したこの挑戦。
学ぶところは大きいですが、本当にこのカフェがどのくらい継続できるのか、
インスタが次なる違うものに変わったときにどのような次の手を打て
るのだろうか、いろいろ考えてみました。
森から海へはスタッフがそれぞれにブログを書いてくれてます。
鹿の恵みのドックフードを主体に鹿の事、森の事、ペットの事など、それぞれに工夫を凝らしながら
ブログに挑戦してくれてますが、このインスタ効果を今一度テーブルに乗せて、検討を
してみたいなと、考えさせられました。