大和リース株式会社の嶋田浩司様に、鹿ツアーにご紹介いただきました!

大和リース株式会社の嶋田浩司様に、鹿ツアーにご紹介いただきました!

今回は、ツアーの順に沿って、感想を伺いたいと思います。

① 平尾山 パラダ <ニホンジカのインパクトの少ない森> でのご感想をおねがいします。

それほど鳥獣被害を受けていない森でした。高木・忠僕・低木・草木とバランスの取れた健康な森でした。貯水・保水機能により、「天然のダム」になっている。水が下流に流れる時間を調整できる。

 

② 小諸市解体施設で感じた印象はどんなことですか?

H28年開設。補助金60百万円。公設公営であるが、運営は民間に委託。ペットフードとしての利用がほとんど。処理費用と比較するとトントンレベルまで来ているとの事。入り口での猟友会との兼ね合いが一番の課題とのこと。

 

③ 望月高原牧場 <ニホンジカのインパクトが強い森> での気づきはどんなことですか?

最初説明を聞くまでは草刈りの手入れのできている森だと思ったが、シカが新芽を食べるため中木・低木が育たないためだと理解した。保水・貯水機能ができていないため、異常気象による豪雨被害が下流にて起こりうる森になっている。

 

④ 春日鹿角渓谷で考えたことはどんなことですか?

土砂崩れが起きていて危険。用意していたかのような大雨での見学となった。森林を保全していくことは、最近起こっている豪雨による災害を守ることになる。日本の国土のほとんどを占める森林を保全すべき。森林=インフラ=社会的共通資本である。

 

⑤ 神津牧場 ナイトツアーで感じたことはどんなことですか?

小雨の降る中、シカを見ることはできないかと心配だったが、商談の野生のシカを視察することができた。シカと人間との共生・バランスをうまくとっていかなければならないと感じました。

 

⑥ 北ドブ湿原(12日)での感想は?

ブナの原生林は、生態系の中での共生ということを教えてくれている。企業においてもメンタル面で療養している従業員は多い。もともと森に住んでいたホモサピエンスである私たちは森のミドリ・風・鳥のさえずり・せせらぎ・匂いを憩いの場だ感じるDNAを持っているのだろう。バイオフィリアな空間でメンタルケアと人生について考え再生していければいいのでは。

 

⑦ 全体を通しての感想をお願いします!

捕獲・処理加工・出荷のフローの中で各課題を公民連携で解決できればと思います。又、防災面での森林保全や森林セラピーで我々が貢献していきたい。