地球環境とCO2マーケット
こんにちは。ネットショップ担当の山根です。さてシルバーウィーク前半が終了しました。今年は3連休が2回ですね。これが喜ばしいことなのかそうでもないのか・・・人によって好き嫌いがわかれそうですね。
そして、今回の前半の3連休。なんといっても台風が大きな話題になってしまったのが残念でなりません。台風も関係しているのかわかりませんが、近年異常気象が増えていますよね。一説には地球温暖化の影響ともいわれていますが、本当のところどうなのでしょうか?温暖化に起因するという説と、そうでないという説がありますよね。
今回は、私が興味津々である、地球温暖化の原因の一つとされているCO2に関するビジネスチャンスについて書いていきたいと思います。
国産無添加の鹿肉ドッグフードとは大きくズレた話ですね・・・
いま、日本の大手企業(プライム市場に上場しているような会社たち)が直面している大きな課題があります。それは「CO2を実質ゼロにする」ということです。世界の大きな波がカーボンニュートラル(CO2を実質出していないと言える状態)にすることなのですが、それが社会的責任として重くのしかかってきています。
CO2を実質ゼロにするには大きく3つのステップが存在します。1つ目がCO2排出量を可視化すること、2つ目がCO2排出量を削減すること、3つ目が残ってしまったCO2量をオフセットすることです。
1つ目の可視化は、いまスタートアップ企業を中心に非常に盛り上がっています。文字通り、企業が排出しているCO2の量をクラウドサービスで見える化するというものです。いまこの分野に多くのお金が集まっており、群雄割拠と言える状態です。
2つ目の削減は、次に訪れるフェーズです。1つ目の可視化でゼロにせねばならないCO2量がわかりますので、それを削減していきます。自社の製造過程の見直し、物流の見直し、社員の通勤や出張の見直し・・・など削減する項目は多岐に渡ります。しかし、ここで削減をしないと3つ目のオフセットが大変なことになるのです。
その3つ目のオフセット。わかりやすく言えば、「企業がどうしても削減しきれない分のCO2をお金に換算して精算する」という類のものです。要するに、CO2が削減できない会社は、お金を払ってでもゼロにせねばならない時代がやってくるのです。
大きい会社の話でしょ?と思われるかもしれませんが、明日は我が身です。なぜならば、大手企業は自社の仕入れ元や関係会社にまでこのカーボンニュートラルを求めるからです。これに対応しないとどうなるか?最悪の場合は取引が停止されてしまうことでしょう。つまり、取引が停止されてしまうのを防ぐために、自社もオフセットを行う必要が出てくるのです。
さて、ここまでカーボンニュートラルの市場について述べてきました。本質は我々が生活する地球を守るための取り組みなのですが、企業レベルでは戦々恐々としている会社が多く存在するのです。世の中の流れを知っておくことは大切ですね。