お水は「飲む」もの?「食べる」もの?

暑い日が続いておりますが、
皆さまのおうちのわんちゃん、
ねこちゃんのお水の飲み具合は
いかがでしょうか?

ちなみに我が家の様子は…

直接エアコンの風が当たらない、
冷蔵庫の上から降りてこない子もいます。

お水を飲みにわざわざ降りてきている姿は
見たような、見ていないような…です。

とは言え、
お水を目の前に持って行って、
顔に近づけたら飲むか?

と聞かれたら、
うちの子たちの場合は飲まないと思います。

しかし、
いくら冷房を使用していても夏です。

水分摂取ゼロで
熱中症や脱水になってしまっては困ります。

それでも私がこの状況で心配しない理由は、
普段からお水を食べてもらっているからです。

もっと水分摂取を促しましょう!

たくさんお水を飲ませる工夫をしましょう!

と言うと、
お水のお皿に
いつもよりたくさんのお水を入れておく、
お水のお皿を部屋中に置く、
お水の温度を温める、
もしくは冷やすなどして
好みの温度を探ってみる…
といったアイディアもありますが、
ごはんと一緒に食べてもらう形で
水分摂取をしてもらうことも一つの手段です。

そもそも家畜化される前は狩りをして、
水分60~70%の生き物を
丸ごと食べていたと想像される犬や猫。

自然界でもお水をお水だけで飲むことも
もちろんあるかと思いますが、
「食べる」形での水分摂取も
まったく不自然なことではありません。

具体的には
ウェットフードを与える方法もありますし、
ドライフードをお水でふやかしてから
与えることもできます。

新鮮なお肉やお魚、
お野菜を使った手作りごはんも
水分摂取には効果的です。


余談ですが
冷蔵庫の上に居たうちの子、
白米が好きなので炊飯器ともお友達です。

そんな我が家の猫たちには
今挙げた具体例の
すべてのパターンを取り入れて、
季節に限らずいろいろな食事を
食べられるようにしています。

今回は夏だから、暑い季節だから、
という書き出しで水分摂取について
触れてきましたが、
実は冬や寒い時期も水分摂取は重要です。

寒くなってくると人と同じように、
わんちゃんとねこちゃんも
冷たいお水は積極的に摂りたくないものです。

その結果、
水分摂取が少なくなってしまった場合、
膀胱炎や尿石症といった、
泌尿器の病気になることが多くなる季節が
寒い冬の時期とも言われています。
※原因はその子その子によるので例外もあります

そのため、
水分摂取はどんな時期にも
気を付けておきたいものです。

毎日●●ミリリットルのお水を…
とまで厳密にする必要はないですが、
朝のカリカリを少しふやかしてあげてみよう、
今日はウェットフードも少し混ぜてみよう、
という感じに
お水を「食べる」習慣を付けてもらうことで
わんちゃんとねこちゃんの健康にもつながります。

水分摂取についてのメリットを
もっと詳しく知りたい方は、
下記からお問い合わせくださいませ。

執筆者/小島香澄

執筆者について
猫と犬の手作りごはん、鹿肉販売をおこなう【モノクロキッチン】代表。
取得資格:認定動物看護師、ペット食育協会Ⓡ指導士、ペット栄養管理士、ペットフード販売士

ご相談は下記へお願いします。
E-mail:kojima@morikaraumie.com
URL :https://monochrome-kitchen.com