【ぽんずの夢旅つづり 006】 ぬくぬくの聖地がやってきた!
2022年 “こたつ” の旅。
キタァーーーーーーーーーーッ!
待ってましたぁーーーーーーっ!
もうかれこれひと月以上前から、ずっとずっとずーーーっと待って待って待ちこがれてたんですよぉ。寒い季節の猫にとっての絶対的な守護神ともいうべきぬくぬく温もりの聖地「こたつ」、あなたの登場を。
しかも、あなたはいつだって単独ではなく、布団という無敵の保温アイテムをまとい、「ホットカーペット」という縁の下の力持ちと、「ガスファンヒーター」という熱い闘魂のかたまりのような相棒をを引き連れてやってくる。
さらにこの時期、リビングの駐在さん「エアコン」がこたつの傘下に加わるから、きのうまでの寒冷地が一夜にしてほっかほかの常春の楽園に大変身。
ああ、なんと頼もしいことか。ボクはもう、ゼッタイにあなたから離れましぇん!
もう、いっそのこと、あなたの一部になってしまってもいい。(ならないけど)
ということで、今週、ボクは家から一歩も出るまいと心に誓ったのです。
寝る前に想う旅の目的地はただひとつ、リビングに登場したぬくぬくの聖地「こたつ」。布団をほじほじして穴(猫穴と呼ぶ)を開けて中にもぐり込んでこたつの温もりに抱かれる幸せ。下からは床暖房ならぬホットカーペットの柔らかな熱が体をジンワリと暖めてくれる。
ああ、なんという心地よさ。猫でよかったぁ〜。
リアルと夢旅が渾然一体となって、頭も体もトロけてしまいそうなほどの快感なんだよねぇ。マタタビでもやったんじゃね? ってくらい気持ちいい。(やってないけど)
こたつの中にいて暑くなったら外の布団の上に出る。そして、ほどよく冷めたら、また猫穴から中へ。その繰り返し。オジサンがサウナと水風呂を行ったり来たりする気持ちがなんとなくわかるなぁ。マジ、ととのいます!
ボクはサウナに入ったことはないけれど、「サウナは森の香りがするんだよ。」なんてホーリーがいってたな。ってことは、サウナには木がいっぱい生えてるのかな。もしかして、鹿がいたりして。ものすごく暑いらしいけど、山火事になってるのかな。だとしたら大変だなぁ。なんてことを、こたつの中で体を冷ますのも忘れて長い時間考えてたら、腰のあたりがジンジンしてきた。
「ほら、ぽんずさん、そろそろ外に出て水飲みなよ。」
と、例によってホーリー。
気持ちよくしてたところだったからちょっとムカついたけど、ちょうど喉も乾いてたから、水を飲みに外に出たんだ。そしたら、なんとまぁ、体の熱いこと熱いこと。自分がこたつになったんじゃないかと思ったよ。
そういえば、この前、動物のお医者さん(めっちゃ苦手…)が冬の暖房あるあるについて猫相手に熱く語ってたっけ。
犬も猫も冬は寒いもんだから、ついついストーブの前とかこたつの中で長い時間ウトウト居眠りするけど、あれって「低温やけど」になることがあるんだって。ほっかほかの部分(約44〜50℃)に皮膚が直接あたり続けてるとなっちゃうみたい。
じゃあ、ときどき寝返り打てばいいのかなぁ、なんて思ったりもするけど、どうなんだろう。料理レシピの「熱したフライパンに肉を投入し、片面にこんがりと焼き色がついたらひっくり返して同じように焼く」みたいな。
でも、低温やけどっていつまでも地味に痛いみたいだから、ときどき外に出て水でも飲むくらいがいいのかもしれないね。ホーリーもたまには役に立つこというじゃん!
これはオマケだけど、風呂のフタの上もなかなかの温もりスポットなんだ。下からジンワリ温もる感じは、まさに岩盤浴。もうたまら〜ん。