これは急がないと!と感じた金華山での衝撃
【日本の森はこうなるの?】
なぜツアーをするのかという参考になればということで
いつもはシーリハムテリアのはっぴーのことを飼い主目線でメインに投稿しているはっぴー母が環境のことを本気でなんとかせねばと感じた金華山のことを投稿いたします。
ワンちゃんいるから、ブログ書いて!という渡邊智恵子代表理事長の無茶ぶりから、
書くならと鹿のめぐみを食べさせて、
そうしたら、膵炎で痩せて落ちてしまった筋肉がついて、ヨボヨボ脱出!いいなと思い出した頃・・・。
「金華山行かない?調査で学生さん達と動物行動学の南正人先生が行かれてるから」と智恵子代表理事からのお誘い。昨年2021年5月2日に金華山へ(女川港からフェリーに乗るよというタイミングで震度5強の地震に歓迎?されつつ)
そこは森というより緑地でした。そしてそこかしこに鹿さんたちが🦌
金華山神社は鹿が祀られた神社で、この島で鹿は人に捕獲されることはなくのんびり生活しているというのが第一印象でした。
ただ、なんとなく違和感・・・
背の低い木がところどころ守られるように囲いの中にいる。動物園だと囲いの中は木ではなく動物のはず?
芝生も多いなとかおもいながら、南先生が衝撃の島内をレクチャーしながら案内くださいました。
芝生なのは、植物の芽がでてくると鹿がたべる、残っているものは棘があって痛かったり,嫌いな?食べないものが残る。
植物も個を守るために、すみれなどはは茎を伸ばさず食べられないように、お花は小さく地面に這うように咲いてました。
もちろん囲いも鹿から食べられないように守るもので、食べるものがだんだんなくなってきて食量が少ないので鹿さんの体も本州の鹿に比べ小さいということでした。
南先生の金華山の調査は30年超え、森だったところも草原というより整えられた芝生の山が拡がってきているそうです。
なぜ森がなくなるのか・・・本来宮城県は寒く雪深いところ。地球温暖化で雪が少なくなり、越冬できずに自然淘汰された子鹿(バンビ)が越冬する。
オス鹿一頭に数頭のメス鹿で越冬すると必ず繁殖するということを繰り返しているうちに、増えているという現状が金華山だけでなく日本各地でおきているということも聞いてはいましたが、植物の姿まで変えてしまうということ、裸になりつつある小山を目の当たりにして私の思考の中で現実のものとなりました。
木がなくなるとどうなるのか、近年の水害に豪雨、土砂災害のインパクトは、金華山に入り鉄砲水で崩れた状況など見て、このままでは増える一方であることは想像でき、その後鹿の恵みの主原料の鹿を捕獲加工している長野県小諸市や佐久市のツアーでみる森も何もしなければ、金華山のように・・・。今でも遅いかもしれんれないけど何かしなけれればという想いから代表理事の智恵子さんが居ても立ってもいられなくなった気持ちがわかりました。
書ききれない現状は、現場にあります。
『22世紀に残すもの』と代表理事の智恵子さんの言葉を聞いた時、次の世代のことを考えて生きてない自分に気づき、金華山を見た時に日本の森を、世界の自然を破壊することでなく、なんとかすることをしなくてはという活動の原点をいただきました。それが鹿の神様の地、金華山での出来事でした。
何か感じられたら、ぜひもりうみツアーに参加ください。長野や伊豆ツアーとはまた違う衝撃があります。22世紀に生きているお子さんとの参加もできます。
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