3/20鹿ツアー開催しました。”森から海へは、現場主義です”。
森から海へ主催で、伊豆にある天城高原へ森の視察ツアーに行ってきました。
近年、野生動物による農作物被害をニュースで見ることが多くなりました。その中でもニホンジカ、イノシシによる農業、林業への影響は多く知られるところですが、森林生態系への被害ということは、実はあまり知られていません。
「森から海へ」代表の渡邊智恵子は7年前にニホンジカの森林への影響を知るとともに、捕獲されたニホンジカ年間60万頭のうち、90%が廃棄されていることを知りました。未来に健全な森を残すこと、そしてニホンジカの命を無駄にしないために「森から海へ」を立ち上げました。
今回のツアーでは、鹿のめぐみの卸先である皆さま約20名にお越しいただき、ニホンジカの食圧が強い森をご覧いただくことと、捕獲されたニホンジカが安全に供給されるための解体施設の見学をしていただくことを目的にツアーを企画いたしました。
今回のツアーでは伊豆市だけでなく全国でプロのハンターとして環境省からニホンジカ捕獲を委託されている、NPO法人若葉の早川さん、岩崎さんにガイドをお願いいたしました。
ツアー内容は、こんな感じです↓
・森林観察
・鹿肉の解体から販売まで行う、DEER BASE IZUの解体場見学
DEER BASE IZU ペットフードの伊豆鹿 – 伊豆鹿公式サイト
・視察後の勉強会、シェア会
今回は森林への影響、ツアーの性質を考えて、鹿のめぐみの卸先の方々、そして環境ライターの方含め、20名限定でのツアーを開催いたしました。
「百聞は一見にしかず」という言葉がありますが、実際に現場を見ることでしか得られない危機感、そしてプロの鹿ハンターの方にお話を聞ける機会というのはほとんどありません。
実際に参加された皆さまの中には、森林の状態がショックで泣き出す参加者の方もいらっしゃいました。現場を見ることが、一番の原体験につながります。
こちらの鹿ツアーはご好評につき、次回開催のご要望もいただいております。
ツアーの性質上、あまり多くの方をご紹介できない点が悔しい点ではございますが、なるべく多くの方に体験していただけますよう、取り組んでいきたいと思います。
次回の開催準備中ですので、ご興味のある方は以下までご連絡ください。
info@morikaraumie.com
何か気になることがあれば、お気軽にお問合せくださいませ。