一度断念したお迎え・・・でもきっとこれは運命。

突然の「親になりませんか?」の申し出からみうりくさんと対面した私。

しかし、実は一度お断りしちゃったのです・・・

「初めて猫をお迎えする」不安とお迎え決定までを綴ります。

 

 

立ちはだかった自分自身の葛藤

 

みうりくさんと会う前はどうしようかまだ決めかねていた私ですが、二匹と会って現状を見ると「どうにか早く、ここから連れ出してあげなければ!」という、一種の使命感が生まれていました。

 

でもそれと同時に、不安の方も大きく膨れあがります。

色々な懸念点が浮かび上がってきました。

 

①今の私たちの家が賃貸である

家はまあまあ大きな戸建て賃貸。

家具は良いんだけど、家を傷つけたり壊したりしないだろうか・・・

 

12歳のシニア猫なので運動量はさほどないことや、お家にいたずらの形跡がなく(ソファーで爪を研いでいたくらい)、二匹の落ち着いた様子を見ると大丈夫!と思いつつも、やっぱり心配です。

 

②私たちに猫を飼った経験が全くない

私は犬なら昔飼っていましたが、外飼い。室内で飼っていません。

しかも猫です。犬とは全く勝手が違います。

 

トイレって、本当に今使っているのをそのまま使ってくれるんだろうか。

家の間取りやモノの置き場所はどう変えたらいいの?

何が必要で、何を準備しておくべき?

そもそも、私たちに本当に懐いてくれるのかしら。

 

分からないことだらけであっぷあっぷしてきました。

③引っ越しが長距離移動になる

世田谷のお家から車で片道2時間。

『猫は家に付く』という言葉の通り、住んでいた家から移動すること、さらには住む場所を変えるとなると、相当なストレスのはず。

完全室内飼いの子たちなので、外に出るのも怖いだろうし・・・

加えて車の移動2時間。

車に乗るっていうのがそもそも耐えられる?

体調を崩したりしないだろうか。

ストレスで寿命が縮まったり、病気になったら・・・?

 

不安しかない!!

④留守番がどれだけできるのか

私たち夫婦はランナーです。

大会のために遠方への遠征も多くはないけれどあります。

1日空けるくらいならきっと大丈夫だけれども、2日は?

3日、4日って空けるときもあるし・・・その間、どうしよう。

ペットシッターさんに頼めばいい?

それとも、ペットホテル?

近くにあるのかな。

 

あげたらキリがないですが、こんな具合でとにかく怖さの方が勝った結果、「やっぱり無理・・・」と断念。

不動産屋さんとの兼ね合いもあってパートナーさんにお断りの連絡を入れました。

 

メッセージをくれた友人女性を筆頭に他の方を探してもらうことになりましたが、内心はずっと心残りで引きずっていました。

お迎えしよう!覚悟を新たに旦那さまと一緒に対面へ

 

はじめての対面からちょうど1か月後、今度は旦那さまとふたりでみうりくさんに会いに行く私がいました。

 

お断りの連絡をしたにも関わらず、考えるのは二匹のことばかり。

もう一度時間をかけて旦那さまと相談を重ね、ようやく「きっと大丈夫!」と腹をくくれたのでした。

(色々抱えていた懸念点は全部払拭できました。このことはまた別記事にまとめます)

 

一度はお断りした手前、やっぱりお迎えしたいと決定を覆す連絡は勇気がいりましたが、仲介してくれているAさんは快諾してくれました。

 

話を聞くと、里親探しは難航しており、誰も候補がいない状態だったそうです。

 

旦那さまもはじめての対面に緊張気味。

「そもそも、コイツ嫌!って避けられないかな・・・」

 

お家に入ると、前回のようにりくさんが頭突きで挨拶。

みうさんは今回初めの方から近寄って来て、控えめながらあのザラザラした舌で手を舐めてくれました。

どうやら、旦那さまへの好感度も良いご様子。これは一応、合格かな。

(写真をはこれしかないですが(笑))

お迎えすることが決定し、具体的な引っ越し日や当日の流れも調整完了!

待たせてしまってごめんなさい。もう少しで迎えに来るよ。

 

二匹を繋いでくれた女性にも決定の連絡をすると、こんな言葉をくれました。

「(私が)抱っこしている時に、あぁきっと、このままずっと一緒に生きていくんだろうなって感じたのよ。(私たちがお迎えすることは)もう最初から決まっていたから、他に引き取り手が現れなかったんだと思うよ」

 

きっと運命なのでしょうね。

さて、長々と書いてまいりましたが次回、ようやくお迎えです。