自分の名前を分かっちゃいない、おしゃべり世田谷キャッツ

私がブログを書き始めていると、今日も世田谷キャッツが両脇にやってきました。

Zoomをしている時でもなんでも、机に向かっているといつもセコムキャッツとして左右を挟まれます。

大人しく両脇に控えていれば良いものを、どうやら彼らは「ご主人動かない=ヒマだ」と認識していると思われます。

机の上に陣取ったり、横から「遊べー」「なでろー」と要求が止まらなかったり。

 

「いま仕事中!」と言うと「にゃー」と絶対に分かっていない返事をいつもくれるみうりくさん。

特にみうさんは非常におしゃべりです。

何を言っているのか知りませんが、メンヘラ気質持ちなので、ずっとひとりでブツブツ「ふーむ」「うーむ」「ふにゃっ」と言いながら歩きます。

トイレが終わると必ず「出た!」と自己主張もしてきます。

もう慣れっこですが、猫ってこんなに鳴くししゃべるの?と当初は驚きました。

 

世田谷キャッツの主張

 

初めて彼らと対面したとき、みうりくさんは全く鳴きませんでした。

しーーんとしたお家に2匹がちょこん。

美猫ちゃんだし、きっとお上品な子たちなんだろうなぁと思っていたら・・・すっかり騙されました。

 

家に来ると段々その本性が露わに。すごい鳴くじゃない(笑)

実は超がつくほど甘えん坊だったんです。

 

ではどんな時に鳴くのかをちょっとリストアップしてみます。

 

①お腹がすいて我慢ならないときの要求。「うわーーーん」「うにゃーーーん」と超長く鳴きますし、くれないとヤバイ!くらいの勢いで訴えてきます。

②気がたっているとき。りくさんは低い声の巻き舌で「ぐるるぉ・・・ぐるるぉ」とうなります。みうさんはずっとうーうー文句をたれます。

③思い通りにいかないとき。例えばドアを閉じて入ってこないようにすると、特にみうさんがひどいだみ声で鳴き始めます。母猫を呼ぶ必死な声のような感覚です。

来たばかりの頃はこのだみ声がちょっとひどかったです。

④普段の会話の返事や挨拶。「にゃっ」「にゃん」「わーん」「えーん」「あん」など。短く比較的に高い声。目を合わせるだけでも返事をします。

⑤嫌なとき。みうさんは抱っこが嫌いなので、されると必ず「ふぎゃー!」「いやー!」「あー!」と叫びます。

⑥飛び降りるとき&飛び乗る時に「うにゃっ」と。「ふんっ」とか「よいしょ」という掛け声のようです。

⑦トイレの後。みうさんのみわざわざ主張します。

⑧遊びやなでなでの要求の時。ねーねー!といった調子で近寄りながら鳴きます。

⑨怒っている時。温厚なりくさんは無いのですが、みうさんは「ウー・・・」「シャー!」をやります。

⑩寂しいとき。「くうーん」と悲しそうな声。

⑪サイレントにゃー。もともとは母猫に対する子猫の甘え声だそうです。人間には声は聞こえないのですが、高周波数で鳴いているそう。口をパカーっとあけて何か言っています。みうさんのみ。りくさんはやりません。

⑫不安なとき。りくさんが顕著で、引っ越しの車の中ではずっと弱々しい声で鳴いていました。

今あげただけでも12パターンも。予想以上にありました。

 

野良猫は基本鳴かない?イエ猫が鳴く理由。

 

野良猫って大人になると基本、本当に必要な時以外鳴かないんですって。

子猫は母親への要求の時に鳴きますが、成猫は発声でコミュニケーションをとりません。

声を出すということは外敵に居場所がバレるのでむしろリスクがあるんだとか。

 

確かに野良猫は発情期や縄張り争いの声は聞きますけど、それ以外の鳴き声は聞いたことがありません。鳴くより前に逃げますよね。

みうりくさんだってコミュニケーションは基本、鼻と鼻をくっつけたりぺろぺろなめたり猫パンチしたりなど、鳴くことでのコミュニケーションはとっていません。

つまりこれほどまでに鳴くのはイエ猫。わざわざ私たち人間とコミュニケーションをとるために鳴いているということです。

動物園の動物にもこの傾向がありそうですよね。ヒトと共に生きる動物ならではの特徴なんだと思います。

 

ただし言葉としての意味は分かっていない

 

私たち、みうりくさんの呼び方はバリエーション豊かです。

 

りくさん:「りく」「りくさん」「おりく坊」「坊」

みうさん:「みう」「みうさん」「みうちゃま」「ちゃま」

 

名前が一文字も入っていない時もありますが、どれで呼びかけても反応したりしなかったり。

彼らは言語としての名前は理解していないことは確かです。

時々成立しているように感じるけれども、猫さんは言語ではなく周波数で判断しているはずだから、飼い主さんの声色と行動を併せて複合的に判断してコミュニケーションをとっているんだろうなと思います。

「この声(周波数)の時は呼ばれているんだな」とか、「この行動と声の時はこうだろうな」とかそんな感覚で返事をしてくれているだけで。

私たちだって、言葉としては明確に分かりません。

しかしそんなふわっとした感じでも、返事をくれるとなんだか嬉しい。それが猫さん。

 

【参考URL】

https://www.ipet-ins.com/media/30901/#

https://www.aeonlife-petsou.jp/column/pet-column/

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/033100118/