鹿のめぐみふやかし実験!
少し前にお客様から
鹿のめぐみドライフードの
ふやかしに関する問合わせがありました。
歯や口腔内に問題があるので
可能な限り柔らかくした食事を食べさせたい!
ドライフードには
水分が10%程度しか含まれないので、
より多く水分摂取をさせるために
鹿のめぐみをお水でふやかしてから
与えたい!
このような事情から
ドライフードを
ふやかして与えていただくことに
もちろん問題はありません。
しかし、
実際にふやかした状態って
どんな感じなのか?
今までそこにフォーカスしてこなかったので、
この機会に試してみました。
ちなみにフォーカスしてこなかっただけで、
我が家の猫たちは
ドライフードを食べるときは
必ずお水でふやかして与えています。
何故なら水分摂取はメリットだらけだから!
なのですが、
今回はドライフードのふやかしがテーマなので
お話を元に戻します。
見た目で分かりやすくなるように、
写真を交えながら説明します。
まず、鹿のめぐみドライフードを
10gずつ4つ準備しました。
1つ目には
水温25℃の水を25ミリリットル(左下)、
2つ目には
水温100℃のお湯を25ミリリットル(左上)、
3つ目には
水温25℃の水を50ミリリットル(右下)、
4つ目には
水温100℃のお湯を50ミリリットル(右上)。
この4種類の条件で1時間ほど観察しました。
結果は…
5分後、10分後、30分後、60分後で
写真に撮ってみましたが、
上記のような状態になり、
すべての条件で1時間以内に
形が残らないほどふやける、
ということはありませんでした。
しかし、
指で触ってみた印象では30分を超えれば、
どの条件でも潰しやすくはなっていました。
そのため、
スプーン等ですり潰して形をなくすことは
可能かと思います。
ちなみに
犬にも猫にも言えることですが、
食べやすい柔らかさや好みの硬さ、
または温度によっても
食いつきに違いがあるケースもあり、
それはその子その子によって異なります。
もちろん何でも食べる子もいれば
好き嫌いが激しい子もいて、
これは年齢によって変化することもあります。
人の好みがそれぞれ違うのと同じことです。
そのため、
ふやかしに関しても
何度のお水を何ミリリットル使って
何分ふやかせば絶対に食べてくれる!
という正解があるわけではありません。
一概には言えないことが多く、
突き詰めていくと奥深いのが食事の世界です。
逆に言えばおうちの子の好みを探る楽しさ、
大好きなものが分かったときの喜びは
とても嬉しいものです。
好き嫌いが多い子の飼い主様は
悩まれておる方も多いと思いますが、
鹿のめぐみに限らず、
このふやかし実験が皆さまのおうちの子の
お食事のヒントになれば幸いです。
執筆者/小島香澄
執筆者について
猫と犬の手作りごはん、鹿肉販売をおこなう【モノクロキッチン】代表。
取得資格:認定動物看護師、ペット食育協会Ⓡ指導士、ペット栄養管理士、ペットフード販売士
ご相談は下記へお願いします。
E-mail:kojima@morikaraumie.com
URL :https://monochrome-kitchen.com
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