【自然は征服するモノではなく、 共存していくもの】松山ケンイチ様より森の勉強会のご感想をいただきました。

鹿、猪、羊、熊などの獣皮のアップサイクルを目的としたライフスタイルブランド「momiji」を立ち上げられた 
俳優 松山ケンイチ様より森の勉強会のご感想をいただきました。

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南先生、池田さんのお話を聞いて 鹿の頭数が増加して森の生態系が変わってきている。
鹿が好きな植物をその森で食べ尽くせば、その植物を頼って生きてきた虫などの他の生き物がいなくなり、その虫などを捕食する鳥もいなくなる。 そんな風に全てが繋がっている。

生物多様性に影響を与えているという南先生のお話を聞いて、まだまだ僕の認識の幅が狭いので想像できないけれど、きっとその影響はヒトである僕にもあるんだろうと思います。 僕たちヒトも自然界に大きな影響を与え続けています。

森は動いていると池田さんは話していました。
きっと、土に還らないモノが森の中にあれば動きづらくなるのかな、それでも森は静かに受け入れていくのかなとか考えさせられました。
倒木や枯れ木を見ると荒れているような印象を受けますが、 それはその瞬間を切り取ったヒトの感覚でしかなく、森の長い時間をかけて動いていく過程だというお話はとても勉強になりました。

お二人のお話を聞いて、 ヒトも鹿も森もみんな同じように生きている。それは認識の幅を広げなければ気付けないくらいにヒトが自然から離れてしまったような気がします。 自然は征服するモノではなく、 共存していくものだと、謙虚に、恵みに感謝しながら生きていきたい。 そしてそれを子供達や次世代に伝えていきたいと思いました。 これは学校で勉強する科目やデジタル機器を使いこなす事と同じように、もしかしたらそれ以上に大切な教育だと思います。