はじめまして MOMO  ①

ひょんなことから生後2か月の子猫を迎えることになりました。

ミックスの雌猫、名前はMOMOです。

猫大好きの友人から勧められ、高齢夫婦で多頭飼いされており、お世話が難しくなっているご家庭から赤ちゃん猫をもらい受けることになりました。

そのお宅にお邪魔した際に、確かにこれでは命の危険かもしれないと決心より早く手が伸びていました。

 

 

MOMOは母猫から邪険にされていて、栄養不足の上、ずいぶん体も汚れていました。

よく観察すると赤ちゃん猫とはいえ、頭の震えやよたよた歩きが気になります。水を与えると顔面を水に浸してしまい、もしかして目が見えていないかもという不安がよぎりました。

動物病院につれていき、状態を見て頂き予防接種や回虫検査を受けました。先生もMOMOの様子に首をかしげています。この時点で、母猫が妊娠後期にパルボウイルスに感染したことによる小脳形成不全だろうと診断。確定させるためにはもう少し成長してからMRIやCTで調べましょうと言われ、ショックを受けて帰宅した日のことを今も鮮明に覚えています。見立て違いであってほしいと更にもう一軒の病院にも連れて行きましたが、同じ病名を告げられました。

まず、頭の揺れにより水がうまく飲めない、同じく餌のボールにもガンガン顔面をぶつけてしまう。ごはんを食べることすら苦労なのです。また、猫特有のジャンプが全くできません。現在7か月になり、ようやく自分の居場所に決めた高さ30センチのロッキングチェアー(かなり低め)にジャンプできるようになりましたが、それも3割の確率で失敗します。水平にジャンプができず、ゲージの段差でも頭から転がり落ちる始末。

 

 

私は全く気づきませんでしたが、ある日猫を飼っている娘が帰省しMOMOを抱っこしたとたん「この子体ぐにゃぐにゃだね、液体みたい」と笑いました。確かに、頼りない体つきに筋肉の存在が感じられません。エサは病院の進めるものを購入していましたが、運動量がほかの子に比べ圧倒的に少ないわけですから、これで大丈夫かな?と悩んでいた時に「鹿のめぐみ」を紹介されたのです。

子猫は日に4回程度餌を食べます。MOMOは食にむらっけが多くよく食べる日と全然食べない日があります。子猫用の小さな粒のものでもよく噛まずに飲み込むことが多いので、ウエットタイプと混ぜたり、チュールを上にかけてあげたりして励ますように食べさせていました。

さて、MOMOが果たして「鹿のめぐみ」を食べてくれるのか、それをこれから紹介していきますね。