【三重県多気郡vison】本草研究所りんね社さんでお話をさせていただきました

三重県多気郡のVisonにあります本草研究所りんね社さんでお話をしてきました。

9月25日日曜日にVisonという商業施設に行ってきました。
ここはもともとが産業廃棄物処理場として活用するとことを地元の反対にあって、

それを断念、その跡地をイオンなど大きな企業の協賛を得て、
ホテルから薬草浴場、ショップ、レストラン、ドックラン、ワンちゃんの一時預かり所、などが約5万坪の中に繰り広げられていました。

実はここには本草研究所Rinneshaさんがありまして、ここでは鹿の恵みを販売してくれています。

 

ここのお客様になぜ鹿の恵みを作ったのかその背景など、
それと鹿の恵みのドックフードとしての利点などをお伝えすべくセミナーを開催してくださったので、
ここに初めてお邪魔いたしました。

大きな山を切り刻んで作ったという感じで、森を守りたいと考えている渡邊には少し違和感を覚えました。

周りの森はもうすでに鹿たちの食害もあって表土がむき出し、
木々の根っこの土もとられて倒木にはそんなに時間がかからないのでは
というような風景があちらこちらで見られました。

毎日のように鹿と遭遇するとここで働くスタッフが話していました。

特に夕方、夜に鹿は森から広場に出てきます。

一番交通事故の起こしやすい時間帯です。
実はね、特別でない限りは自動車保険は鹿と衝突して車が大破しても保険が下りないそうなんですが、

皆さんはご存知でしたでしょうか?

調べておくことは、転ばぬ先の杖であります。

このVisonは山の傾斜に沿って施設がありますので、
実はこの時期の大雨で下の方の施設での被害は相当にあるようです。

地面はコンクリートでかためてあり、その上に施設をたくさん作っている訳です。

雨が地下水になるべく地下に浸透することを阻むコンクリートは災害のリスクがあることを想像するのは簡単です。

また森の中では先ほどもちょっと触れましたが、
鹿は草や木々の新芽、樹皮などを食べますが、
それが少なくなると落ち葉を食べます。

本来、3年くらいの落ち葉が重なって保水してくれて
徐々に雨水を地下水にもっていく大きな役目を持っているのです。

その落ち葉を鹿が食べてしまうということは雨水がそのまま表土とともに流れていきます。

土砂災害の現況でもあります。
そして地下水がたまらないから山の沢は枯渇しているという現状です。

自然の摂理というのは本当にすごくて、何年も何年もの間にいろいろなものが共生する仕組みを作り出しているのですよね。

この素晴らしい仕組みを守っていくために、
鹿の問題も、人間の開発も、今一度見直すタイミングが来ているのかもしれませんね。